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国の負債、08年には296兆…政府、国会報告で予測

国の負債、08年には296兆…政府、国会報告で予測

Posted September. 14, 2004 22:14,   

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国の負債が2006年頃には国内総生産(GDP)比30%水準にまで増加する見通しだ。

政府は毎年約5%の経済成長が続き、08年は均衡の取れた財政運営ができると予測しているが、成長への展望は悪く黒字転換は難しいとの指摘も出されている。

金炳日(キム・ビョンイル)企画予算処長官は14日、「04〜08年国家財政運用計画」を国会に提出し、「今年から07年までGDPに占める財政赤字の比率を1%以内にし、08年には均衡財政を達成する」と明らかにした。

企画予算処(予算処)が5年間にわたった中期財政計画を発表したのは今回が初めて。

国家財政運用計画によると、08年の国家債務は296兆1000億ウォン(27.9%)で、経済危機が発生した1997年の5倍に増加するものと推定される。特に、06年には271兆2000億ウォンでGDPに占める割合は29.8%に達する見通しだ。

国の債務が急増したのは、経済危機以来投入された公的資金の損失分49兆ウォンを国債発行を通じて補填しなければならないためと見られている。

予算と基金を合わせた支出総額は今年196兆ウォンから、08年は251兆ウォンに増える。国税と年金などを合わせた収入総額は今年213兆ウォンから、年平均7.4%ずつ増加し、5年後には284兆ウォンにまで増加する。

財政規模が拡大されるにつれ、5年後、税金と寄与金を合わせた国民負担率はGDP比26.3%で、今年(25.0%)より1.3%増加する。租税負担率は20%水準を維持する見通しだ。

一方、今年の成長率が4%台に止まるという内外の経済研究所の分析が相次いでおり、国家財政運用計画に疑問の声があがっている。成長率が落ちると、税収が減り、財政赤字が雪だるまのように増える可能性があるからだ。首都移転と各種の福祉事業などに入る莫大な支出を考慮に入れれば、財政危機の危険性もあるというのが専門家の指摘だ。

LG経済研究院の呉文碩(オ・ムンソック)常務は「5%台の成長が政府の目標だということは理解できる。しかし、予算だけは保守的な見方で考えたほうが経済状況がもっと悪くなるとしても財政に問題が生じない」と指摘した。



車志完  cha@donga.com