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北朝鮮で大規模の爆発事故 統一部長官「核実験ではないと判断」

北朝鮮で大規模の爆発事故 統一部長官「核実験ではないと判断」

Posted September. 12, 2004 22:13,   

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北朝鮮の両江道(ヤンガンド)金亨稷郡(キムヒョンジクグン)で、政権創建記念日の9日頃に大規模な爆発があったと、北朝鮮事情に詳しい複数の消息筋が12日、伝えた。

政府は同日午前、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を緊急に開き、同爆発の実体と背景を話し合った。政府の関係者はこれと関連して、「爆発は8日の夜更けか9日未明に発生したものと把握している」とし、「爆発地点は山で囲まれており、線路が走っている所だ」と述べた。

聯合ニュースはソウルの外交筋を引用して、「9日午前11時頃、大きな爆発で直径3.5〜4kmのきのこ雲の煙が立ち上がるのが観測された」と報じた。同消息筋はまた、「爆発の規模は4月の龍川(ヨンチョン)駅列車爆発事故よりも大きい模様だ」とし、「爆発の痕跡が人工衛星に捉えられ、米国も関心を示している」と話した。

政府当局と米国や日本などの周辺国は直ちに事実確認作業を行なっているが、詳しい爆発の原因及び被害規模は伝えられていない。一角では、爆発時にきのこ雲が立ち上がった点と爆発の規模から、北朝鮮の核実験の可能性を排除していない。

鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は、これについて「爆発地点が中国と接した国境地帯であるため、北朝鮮が中国を無視して核実験をした可能性はほぼないと判断する」とし、「(核実験と関連した)外信の報道はあったが、報道内容とは無関係であると把握している」と述べた。

金鍾民(キム・ジョンミン)大統領府報道官は、「政府は爆発直後の兆候を認知して、NSCが大統領に書面で報告した」とし、「核実験ではなさそうだが、大事故だ」と話した。

ワシントン・ポストなどの一部の外信は12日、今回の爆発が核実験である可能性を排除することはできないが、ミサイルか軍需工場の爆発事故、または自然災害の可能性もあると報じた。