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国民銀行頭取に重い懲戒 事実上、再任不可能に

国民銀行頭取に重い懲戒 事実上、再任不可能に

Posted September. 10, 2004 22:00,   

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金融監督委員会(金監委)は10日、金正泰(キム・ジョンテ)国民(クンミン)銀行の頭取に対する「問責警告」処分を確定した。

現職の銀行頭取が問責警告以上の重い懲戒を受けたのは、今回が初めて。これによって金頭取は来月30日に任期が終われば再任することができなくなる。

金監委は「金頭取が昨年、国民カード合併会計処理が基準に反することを知りながらも決済をしており、銀行資産の健全性管理などに対する監督を疎かにした」と明らかにした。

金融監督院の金大平(キム・デピョン)銀行検査2局長は「9日に開かれた金融監督院の制裁審議委員会で、金頭取の職務執行を停止しなければならないとの意見が多かったが、国民銀行と住宅銀行の合併に力を尽くした功労を認めて問責警告に決めた」と説明した。

金監委の金竜渙(キム・ヨンファン)報道官は「懲戒水準に対する論争はあり得るが、国民銀行が会計基準を違反したことに対しては専門家らの間で異見がない」とし「新官統治金融」論争を警戒した。

また、国民銀行の尹鍾圭(ユン・ジョンギュ)副頭取は重い懲戒である減給3ヵ月、ドナルド・マッケンジー副頭取は注意的警告、韓国銀行の李成男(イ・ソンナム)金融通貨委員(当時監査)は注意的警告にあたる処分をそれぞれ受けた。

一方、国税庁は、国民銀行の会計処理関連資料を金融監督院から渡されて、税法違反について検討する方針だと明らかにした。

金頭取は同日、出勤せず報道資料を通じて「頭取として顧客と株主たちに心配をおかけして申し訳ない」と明らかにした。また、「今も企業価値と株主利益のために会計処理を妥当にしたと思う」とし「13日に開かれる予定である理事会で事後措置を議論した後、公式の立場を明らかにする」と話した。

同日、国民銀行の株価は開場直後、前日の終値に比べて1.8%下落したりしたが、懲戒の程度が伝えられた10時40分頃反転して、1.45%増の3万8600ウォンで取り引きを終えた。

国民銀行の次期頭取は、候補者選定の手続きを経て10月29日に開かれる国民銀行臨時株主総会で選任される予定だ。

金融圏では、国民銀行の会計処理問題が「新官統治金融」論争を呼び起こした点を勘案すれば、政府寄りの人物が推薦されることはないものとみている。



申錫昊 李𨩱容 kyle@donga.com lcy@donga.com