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ボンフレール監督が怒った…韓国W杯代表、ベトナムに辛勝

ボンフレール監督が怒った…韓国W杯代表、ベトナムに辛勝

Posted September. 09, 2004 21:54,   

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「うぬぼれている選手が多い。2002W杯で4強の神話を作り出した選手であっても、特別待遇は絶対できない」。

サッカー韓国代表のボンフレール監督(58)が怒った。8日、ベトナムのホーチミン市で行われた2006ドイツW杯のアジア2次予選のベトナム戦を拙戦の末、2−1と辛勝した直後、ボンフレール監督は息を切らせながら苦言を浴びせた。

監督は「うちの選手がベトナム選手のような姿勢で臨んでいたら、5−0以上の勝利も可能だったはず。信じていた一部の選手は、自分の実力をまったく発揮できなかった」と話した。さらに「試合途中、W杯メンバー2人を五輪代表出身に交代させた。薛鐗鉉(ソル・ギヒョン)もよくなかったが、既に3人を交代したため替えることができなかった。次回は全選手がしっかりしてほしい」と厳しい発言を続けた。

同日、国内のサッカー・ファンも失望感を露に表した。彼らは大韓サッカー協会のホームページで、「基本的なこともできない」、「気合が入っていない」など険しい表現も使って代表チームの拙戦を激しく非難した。

これについてサッカー界では、目標意識がはっきりしていて覇気に満ちた若い選手でチームを再構成する必要があるという声が上がっている。

大韓サッカー協会のクォン・オソン技術委員は「選手らの結集力の乱れが試合内容と成績にそのまま反映した」と語った。浦項(ポハン)の崔淳鎬(チェ・スンホ)監督は「選手らは精神面での準備により万全を期すべきだ。身体管理の徹底化は言うまでもなく、練習や試合に臨む姿勢でも、もっとしっかりしなければならない」と指摘した。

ボンフレール監督は、ベトナム戦を控え、23歳以下の五輪代表出身を大挙投入し、代表チームに新風を吹き込んだが、彼らを実戦にはほとんど投入していない。それだけ、既存の代表選手を信頼していたという証拠だ。しかし、その信頼が今壊れかかっている。

韓国は現在、2次予選で7組の首位を占めているものの、2位のレバノンとの勝ち点差はわずか1点。そのため、来月13日のレバノンとの遠征試合では必ず勝たなければならない状態。残った期間はわずか1ヵ月余り。大々的な入れ替えで新しい代表チームにするのか。ボンフレール監督の決断が問われる時点だ。



權純一  stt77@donga.com