ディスカウント・ストアーのEマートが1日からBCカードによる決済を受け付けないことにした。Eマートは国民銀行のKBカードとLGカードなども手数料を引き上げれば加盟店契約を解約するという方針から、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)を控えている消費者の不便が増すものとみられる。
Eマートは「1日午前10時から全国65の店舗でBCカードを受け付けない」とし、「案内文設置や案内放送などで買い物客の不便を最小化するために努める」とした。
Eマートはまた「国民銀行のKBカードからは9月6日に、LGカードからは9月初めに手数料を引き上げるという通報を受けた。実際に手数料が上がった場合、BCカードのように加盟店契約を解約してカード決済を受け付けない」と述べた。
今年上半期ベースで全国のEマートでは平日1日にBCカードは平均4万3000人が、KBカードは2万4000人が、LGカードは1万7000人がカードを使っている。従ってEマートが3社のカード加盟契約を解約すれば、平日で平均約8万4000人、週末には約13万5000人が当該カードを使えないことになりそうだ。
一方、Eマートは先月、数日置きで加盟店手数料引き上げの方針を通報してきたBCカードとKBカード、LGカードのカード3社を、公正取引法違反の疑いで公正取引委員会に提訴したと発表した。
Eマートは「BCカードなどカード3社がほぼ同じ時期にほぼ同じ比率で加盟店手数料引き上げの方針を通報するなど、公正取引法で禁止している談合の疑いが強い」と提訴の理由を明らかにした。
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