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南北閣僚級会談開かれず 大量脱北者の韓国入りに反発か

南北閣僚級会談開かれず 大量脱北者の韓国入りに反発か

Posted August. 03, 2004 22:24,   

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3日、ソウルで開かれる予定だった15回目の南北閣僚級会談が、最近東南アジア地域の国にいた脱北者486人の大規模な韓国移送に対する北朝鮮の反発で開かれなかった。

金弘宰(キム・ホンジェ)統一部報道官は同日、声明を発表し「会談が決まった日に行えなくて遺憾だ。韓国政府は6・15南北共同宣言と南北による合意事項を誠実に履行するという立場であるだけに、速やかな開催を望む」と北側に促した。

政府は先月26、29日、板門店(パンムンジョム)連絡官接触を通じて会談日程を決めるための協議を要請したが、北朝鮮側は「上部から指示がない」という返事だけ繰り返した。政府は北朝鮮の会談拒否が脱北者の韓国への集団移送に対する反発のためのものと見ている。

これについて北朝鮮外務省報道官は3日、「ベトナムが米国と南朝鮮当局者による北朝鮮住民の拉致行為に加わったという十分な資料がある。ベトナムが利害関係のためなら、国家間の基本的な義理や道徳さえ無視する行動も簡単にできるということを暴露した」と主張した。

これは北朝鮮が、最近集団で韓国入りし脱北者たちがベトナムを通じて韓国へ入国したと推定していることを示す。北朝鮮がベトナムの「利害関係」に触れたのは、韓国政府が最近対北朝鮮支援用のコメ10万トンをベトナムから買い入れたのを意味しているとみられる。

政府は、今回の脱北者の韓国入りで経由した国を当該国との外交的信頼と協調を維持するために発表していなかった。



金昇鍊 srkim@donga.com