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全元大統領の次男に実刑宣告

Posted July. 30, 2004 22:00,   

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ソウル中央地方裁判所が、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の次男・在庸(ジェヨン)被告が管理した約167億ウォン(時価約119億ウォン)の国民住宅債券のうち約73億ウォン(時価約65億ウォン)相当の債券を購入した資金が、全元大統領の不正資金から出ていたという判断を下した。

ソウル中央地裁刑事合議26部(金紋奭・部長判事)は30日、贈与税約71億ウォンを申告しなかった容疑(租税脱税)などで拘束起訴された在庸被告に対して、「全元大統領の不正資金で購入した債券約73億ウォンを贈与されても、これに対する贈与税を申告しなかった」とし、懲役2年6ヵ月、罰金33億ウォンを言い渡した。

裁判所はしかし、約167億ウォンの債券のうち残りの約94億ウォンに対しては、「全元大統領や母方の祖父イ・ギュドン氏から贈与されたという証拠がない」として、無罪を言い渡した。

裁判所は、「約73億ウォンの債券購入資金が、全元大統領が管理した口座から流れ、被告が1988年から2年間、債券に20億ウォンを投資して120億ウォンに増えた点などを考慮し、この金は全元大統領から贈与されたものと見るべきだ」と述べた。

裁判所はまた、「被告と叔父のイ・チァンソク氏は、資金の出所が被告の結婚の祝い金だと主張しているが、根拠がない」とし、「その金がどのようにして全元大統領の口座に入ったかも説明できなかった」とつけ加えた。

裁判所は、「全元大統領に対する追徴金2205億ウォンのうちごく一部しか執行されていない状態で、被告が全元大統領の不正資金の一部を債券として贈与受けても隠していたことは、非難に値する」とし、「罰金とは別途に、税務当局が適正な贈与税を賦課するだろう」と説明した。

在庸被告は、00年12月にイ・ギュドン氏から167億ウォン相当の債券を贈与され、贈与税71億ウォンを支払わなかった容疑で2月に拘束起訴され、5月に懲役5年に罰金150億ウォンが求刑されていた。検察は、裁判途中、約167億ウォンの債券のうち、約73億ウォンが全元大統領の管理口座から出ていることを明らかにし、裁判所は、公訴状変更を求めて、財産贈与者にイ・ギュドン氏のほかに全元大統領氏を追加した。



全芝星 verso@donga.com