基準時価が8億ウォンを上回るゴルフ会員権がはじめて登場した。
また、同会員権をはじめ全国のゴルフ会員権の基準時価が6ヶ月ぶりに平均11%値上がりした。
国税庁は、来月1日から適用される全国135ゴルフ場、250会員権の基準時価を今年2月1日告示の価格より平均11%上方修正したことを29日明らかにした。
今回の上昇率は02年8月1日(直前の告示比19.7%上昇)以来、最高のものだ。
ゴルフ会員権の課税基準は実取引価格または時価で課税するのが原則だが、同価格が不明な場合、基準時価が譲渡所得税と相続・贈与税を課する基準金額になる。基準時価が上がるほど、税金の負担も増す。
金光政(キム・グァンジョン)国税庁の財産税課長は「週休二日制が拡大実施されており、ゴルフ人口が着実に増加していることから、ゴルフ会員権の基準時価も多く値上がりした」と説明している。
今回の告示で一番高いものは、京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の南部CCの一般会員権で8億1000万ウォンと新たに告示された。これは国税庁が1983年7月以来、今回まで38回にわたり告示したゴルフ会員権の基準時価のうち最高で、初めて8億ウォンを超えた。
続いて、京畿道光州市(カンジュシ)のイーストバレー(6億6000万ウォン)、龍仁市のレークサイド(6億1200万ウォン)の順だ。
エース会員権取引所のソン・ヨングォン営業チーム長は「会員権の価格が、今年はじめより値上がりしたのは事実だが、景気の低迷から最近2ヶ月間価格の弱含みが続いている。李憲宰(イ・ホンジェ)副首相兼財政経済部長官の「新規ゴルフ場の大挙許可方針」発言を受け、買い注文はさらに減ってきており、値上がりが続くかどうかは不透明だ」と述べた。
車志完 cha@donga.com