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留学・研修費などで10兆ウォンが海外流出

留学・研修費などで10兆ウォンが海外流出

Posted July. 20, 2004 22:37,   

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今年に入って、留学や研修、海外旅行の急増にともない、5月までに海外流出したウォンが10兆ウォンに迫っていることが分かった。

とりわけ、全体人口対比出国者数の割合が日本より高く、資本流出の規模は次第に増加するものとみられている。

20日、財政経済部(財経部)によると、今年1〜5月までの企業投資などを除く個人用途の海外送金額(在外同胞の移住費と財産搬出を含む)は80億7000万ドル(約9兆3369億ウォン)で、昨年同期比(70億1000万ドル)で15.1%増だった。

類型別では、留学や研修経費の海外送金が8億9000万ドル(約1兆297億ウォン)と、前年同期(6億7000万ドル)より32.9%増加した。海外旅行を通じた外貨流出も34億8000万ドル(約4兆253億ウォン)と、前年同期比14.5%も増えた。

一般送金は30億ドル(約3兆4710億ウォン)と9.1%、移民や同胞の追加財産搬出による資本移転は7億ドル(約8099億ウォン)と27.3%ずつ、それぞれ増加した。こうした資本流出の急増は、所得水準に比べて海外に出る旅行客や留学生が多いためと財経部は分析している。

実際に韓国は02年基準で総人口4734万人のうち712万人が海外に出ており、出国割合(総人口対比出国者数)は15%だった。この割合は、米国(20.3%)や豪州(17.7%)より低いが日本(12.7%)よりは高い。

これと関連して、李憲宰(イ・ホンジェ)副首相兼財経部長官は最近、財経部記者団との政策セミナーで、「最近の内需不振の主要因は、子供の留学費や観光などに費やされる海外支出だ」とし、「所得増加のない状態で海外支出が増えたのは問題だ」と指摘した。



宋眞洽 jinhup@donga.com