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西海上の衝突防止、南北合意が難航

Posted June. 03, 2004 22:37,   

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韓国と北朝鮮は3日、江原道束草市(カンウォンド、ソクチョシ)の雪岳山(ソラクサン)国立公園内のケンシントンホテルで第2回南北将官級軍事会談を開いたが、主議題である「西海(ソヘ、黄海)上の偶発的な武力衝突防止案」をめぐり合意には至らなかった。

朴チョンファ合同参謀本部作戦次長(海軍准将)を首席代表とする韓国側代表団は、△南北の西海艦隊司令部間の直通電話の設置、△南北軍艦間の共用周波数の設定、△旗や手振りなどによる視覚信号の制定、△不法漁労活動の取り締まりのための情報交換など、第1回会談で提案した内容を重ねて北朝鮮側に要求した。特に韓国側は5、6月の西海のワタリガニ漁の期間が終わる前に偶発的な衝突防止案に合意して、来月15日から即自に施行に入るという考えを北朝鮮側に伝えた。

しかし、アン・イクサン人民武力部政策局長を団長とする北朝鮮側代表団は、前方地域の韓国側の宣伝放送装備の撤去、△韓国側の宣伝活動の全面中断、△北方境界線(NLL)に代わる新たな海上境界線の設定などを掲げ、韓国側の要求を退けた。

しかし北朝鮮側は、「西海上での偶発的な武力衝突が再び起きてはならない」と述べ、今回の会談の趣旨について原則的には共感を示した。

同日の会議が不調に終わったことで、第3回会談の開催の可能性も不透明となった。

韓国側代表団の一員であるムン・ソンムク国防部会談運営課長は、「北朝鮮側代表団は当初、午後5時に軍事境界線を通過して北朝鮮側に戻る予定だったが、会談が今日で終わるため、みな予定を変更して、真剣な論議を進めている」と話した。



崔虎元 bestiger@donga.com