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頑張れ!コリアン大リーガーよ!

Posted April. 30, 2004 22:46,   

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ボストン・レッドソックスのファンは金炳賢(キム・ビョンヒョン)に温かい拍手を送った。金が登板した時も、5回先発の任務を終えてダッグアウトに入った時も。

昨年、金炳賢がオークランド・アスレチックスとのディビジョンシリーズ第3戦で中指を上げてファンを侮辱したことを、ボストン・ファンは許したのだ。

故障者リストに載っていたことが信じられないほど、金炳賢は好投を見せた。最高球速は89マイル(143km)に終わったが、球は蛇のようにうねっていた。上下左右に変化に富んだ球にタンパベイ・デビルレイズの打者はお手上げ。

先発5イニング1安打1四球2奪三振。完璧な投球だった。デビッド・オーティスは金炳賢が5回表まで70球を投げて降板した後、5回裏の攻撃で2ラン本塁打を放ち、今季初勝利を飾った。ボストンの4—0完封勝。

金炳賢は「ファンを意識せず、先発としていい投球を見せるよう心がけていた。昨年、ボストンに移籍して以来、最もコンディションのいい日だった。思うように投げられた」と話した。

▲よみがえった徐在応〓ダッグアウトでイライラしたようにガムをかんでいた徐在応(ソ・ジェウン)の強張った表情は、試合が終わってやっと緩んだ。念願の今季初勝利。

徐在応はロサンゼルス・ドジャース戦で今季3回目の先発登板し、5回3分の1イニングの間、3三振を奪って6安打1失点と好投し、チームの6—1勝利に寄与した。3敗の末、やっと初勝利を収め、防御率は6.60から5.06に下がった。

シーズン開幕前、ドジャースとの2回のオープン戦で15失点し、マイナーリーグに降格する侮辱を受けた徐在応は、この日の調子が振るわなければ、ビッグリーグ残留が不透明な状況だったが、同日の勝利ですべての不安を吹き飛ばした。

▲落ち込んだ朴賛浩〓朴賛浩(パク・チャンホ)は毎回走者を出した。テキサス・レンジャーズが点を取ると、すぐアメリカンリーグ中部組の最下位チームであるカンザスシティー・ロイヤルズに得点を許してしまった。4回3分の1イニングの間、7安打2四球に6失点(4自責)。勝敗を記録できず、防御率だけ5.64に跳ね上がった。

レンジャーズは6—7とリードされた9回、本塁打2本で9−7と逆転勝し、13勝9敗でアメリカンリーグ西部組の先頭の座を守った。

▲堂々たる崔熙燮〓0—0の2死1塁。2回目の打席に立った崔熙燮(チェ・ヒソプ)はボールカウント1ストライク3ボールでサンフランシスコ先発のジェローム・ウィリアムズが投げた5球目チェンジアップを勢いよく振った。打球はスタジアムを越えて伸びていった。128mの長距離砲。先取点をとった崔熙燮は巨砲バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が見守る中、ゆっくり塁を回った。

崔熙燮はサンフランシスコとの遠征試合で5番1塁手で先発し、今季8本目の2ラン本塁打で4−3の勝利を主導した。昨年は80試合で記録した8本の本塁打を、今季は17試合で達成した。今季の安打17本のうち本塁打が半分に近い。崔熙燮は「ボンズは大好きな打者だ。調子がいいので、今季の本塁打目標を高めたい」とにっこり笑った。



金相洙 金鍾錫 ssoo@donga.com kjs0123@donga.com