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「買い物が怖い」再び財布引き締める消費者

「買い物が怖い」再び財布引き締める消費者

Posted March. 11, 2004 22:48,   

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主婦のソン・ヨンジュさん(34)は買い物をするたびに緊張する。半年前に比べ物価が大幅上昇し、買い物に恐怖を感じるからだ。

ソンさんは、「6ヵ月前までは買い物に行って5万ウォンぐらい使えば、週末の食事の準備を心配せずに済ませたのに、この頃は10万ウォン近く使っても、食卓はあまりにぎやかでない」と打ち明けた。

今後、息子の幼稚園費と各種課外授業費などにもお金がかかるが、主人の月給だけでは解決できそうもない。政府関係者らは景気が回復していると主張するが、肌で感じる景気はそれとは正反対で、むやみにお金を使うわけにも行かない。

一時回復気味を見せた消費心理が再び凍り付いている。また、景気低迷が長引くにつれ、消費者の低価格志向心理も拡散しつつある。

▲消費者期待指数が5ヵ月ぶりで下落に反転〓統計庁は11日の「04年2月の消費者展望調査結果」報告書で、6ヵ月後の景気、生活水準、消費支出などに対する消費者心理を表わす消費者期待指数が96.3で、1月(98.0)比1.7ポイント落ちたと発表した。消費者期待指数が前月に比べて下がったのは03年9月以来5ヵ月ぶりのことだ。

消費者期待指数が100を下回れば、6ヵ月先の景気や生活水準などを現在より肯定的に見ている世帯より否定的展望をしている世帯が多いことを、100より高ければその反対であることを意味する。

消費者期待指数は02年10月に97.1で100を割ってから、17ヵ月連続して90台に止まっている。

景気に対する期待指数は95.6で今年1月の99.6より低くなり、景気が悪化すると予想する消費者の増えたことを反映している。

生活水準に対する期待指数も前月の101.8から98.5まで下がった。

所得階層別では月収300万〜399万ウォン階層が104.9で前月の103.7に比べて小幅上昇しただけで、ほとんどの所得階層が前月に比べて落ちた。

年代別でも30代が99.8で1月の100.9から再び90台に落ちるなど、全ての年代で下落した。

▲低価格志向が拡大〓産業資源部が11日発表した「2月の主要流通業者の売り上げ動向」によれば、先月、デパートの売り上げは前年同月比6.3%、割り引き店は10.8%伸びた。デパートの売り上げは2ヵ月ぶり、割り引き店は3ヵ月ぶりに増加傾向に変わった。

しかし、これは営業日数が昨年2月より2日増えたうえ、卒業・入学シーズンによる需要増加などが影響しただけで、顧客1人の1回当たり購入額はデパートが6.4%、割り引き店は1.7%ずつ落ちた。

特に、先月のデパート1人当たり購買単価は5万2923ウォンで、昨年10月の6万4979ウォンと比べて5ヵ月ぶりに20%が落ち、低価格志向現象が拡大していることが分かった。



宋眞洽 高其呈 jinhup@donga.com koh@donga.com