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仁川空港は「悪臭の関門」

Posted March. 02, 2004 23:28,   

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昨年から韓国に交換留学生として滞在中のアメリカ人、デミー・キム(24)氏は先月20日、韓国に遊びに来た故郷の友人を出迎えるため仁川(インチョン)国際空港へ向かい、不快な思いをした。

友人から「こんな臭い所で、どうやって暮らしているのか」と言われたからだ。実は、キム氏もやはり昨年2月に韓国に初めて入国したとき、似たような経験をした。キム氏は「韓国についての印象が良かったが、空港に降りてソウルへ向かう途中、変な臭気に顔をしかめた」と話した。

このように「韓国の関門」にあたる仁川国際空港とソウルをつなぐ専用高速道路が、数年にわたり嫌な臭いに包まれている。そのため、外国人と一般市民らに不快感を与えており、とくに外国人らには、韓国についての悪い初印象を植え付けられている。

悪臭の震源地は、金浦(キンポ)のゴミ埋立地と仁川西部産業団地の産業廃棄物焼却場など付近に散在しているゴミ埋立地。

▲実態〓先月25日午前、仁川空港高速道路の北仁川ナロゥルモック方向のインターチェンジ付近。新しく設けられた高速道路を車が滑るように走っていた。しかし、道路周辺の景色が素晴らしく、天気も良かったが、窓を開けたまま走る車両がなかった。

インターチェンジで勤務するA氏(女)は「曇った日には、くさいおならの臭いのように変わり、まるでトイレにいるようだ」と話した。風が吹くと、料金所から永宗(ヨンジョン)大橋直前に至るまで、道路全域(15.8キロ)に悪臭が広まる。

ある空港巡察隊員は「ある時は、車の窓を閉じていても臭いがする」と言い、「何の臭いかと尋ねる人々が多いが、説明のしようががなく困っている」とし困惑を示した。仁川国際空港公社の洪基昌(ホン・ギチャン)環境管理チーム長は「インターネットの掲示板にも、利用客からの不満の声が殺到している」と話した。

これについて、金浦ゴミ埋立地を担当する首都圏埋立地管理公社・埋めたて管理チームの朴ジョンヒョン代理(37)は「ゴミの埋立地は、多くの努力のすえ、以前よりは臭いが大分減っている」とし「仁川西部産業団地の産業廃棄物焼却場も悪臭の原因」と説明した。