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韓国外交部、ずばり「参拝中断」要求 小泉首相の靖国参拝で抗議

韓国外交部、ずばり「参拝中断」要求 小泉首相の靖国参拝で抗議

Posted January. 02, 2004 23:13,   

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日本の小泉純一𩒐首相が元日に、第2次世界大戦のA級戦犯が合祀されている靖国神社を電撃的に参拝した。これは01年4月就任以来4度目となる。韓国と中国は、直ちに抗議の声明を出し、小泉首相に神社参拝の中断を要求するなど、波紋が広がっている。

とくに、北朝鮮の6者協議のまとめ役をつとめてきた中国政府が強く反発しており、次期の6者協議の行方にも影響するものとみられる。

小泉首相は同日午前、日本の和服姿で靖国神社を参拝して「内閣総理大臣小泉順一郎」と記帳し、日本の首相の資格で公式に参拝していることを明確にした。

首相は参拝後「日本の平和と繁栄は、現在生きている方々の努力だけによるものではない。戦争時代に生きて心ならずも命を落とさなければならなかった方々の尊い犠牲の上に、今日の日本が成り立っている。これからも日本が平和のうちに繁栄するよう、様々な祈りを込めて参拝した」と述べた。

また、今年はこれ以上参拝はしないが、来年以降にも毎年一回靖国神社を訪れるという考えを明らかにした。

尹永𨛗(ユン・ヨングァン)外交通商部(外交部)長官は、2日、外交部庁舎に高野紀元在韓日本大使を呼び「両国関係と国民の情緒を考慮し、これから首相の神社参拝が2度とないよう強く希望している」と語った。

政府は1日にも、申鳳吉(シン・ボンギル)外交部報道官が声明を発表して「きわめて遺憾」と表明し「小泉首相が靖国神社を2度と参拝しないことを強く要求する」と述べた。

政府が日本首相の靖国神社参拝について、ストレートな言い回しで参拝中断を促したのは初めてのことだ。

中国の王毅外交部・次官も、在中国日本大使を呼び「『強い憤り』を表明する」と述べた。彼は「小泉首相がA級戦犯の位牌がある靖国神社を引き続き参拝したのは、日本の侵略戦争を反省するという自分の発言に反するものであり、中日友好関係の政治的な基礎を揺るがすものだ。中国の人民は信頼を裏切る行動を断じて許さないだろう」と抗議した。