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現代資金受領の朴智元氏に懲役12年刑

Posted December. 12, 2003 23:34,   

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北朝鮮への不法送金事件を主導し、現代(ヒョンデ)の秘密資金150億ウォンを受け取った疑い(収賄)で拘束起訴された前文化観光部長官の朴智元(パク・ジウォン)被告に懲役12年の重刑が求刑された。

ソウル地方裁判所刑事合議22部(金庠均部長判事)は12日、朴被告に対する1審裁判で、「疑いがすべて有罪に認められる」とし、懲役12年に追徴金147億5200万ウォン余りを言い渡した。裁判官は判決文で「カネを直接渡した李益治(イ・イクチ)前現代証券会長の供述と、被告人からこれを渡されてマネーロンダリングしたという金栄浣(キム・ヨンワン、海外滞在)氏の供述はいずれも信憑性があるだけに、被告人が150億ウォンを受け取った事実が認められる」と明らかにした。

また判決は、「前の政権の実力者と知られている被告人が、請託とともに巨額の賄賂を受け取って個人的に使うためにマネーロンダリングをし、その見返りとして、現代グループを無理に支援して国民経済に多大な被害を与えていながらも犯行を否認したため、重刑が避けられない」とつけ加えた。

判決は、朴被告が賄賂を受け取ったとされる2000年4月14日のアリバイを立証するため、朴被告の弁護人が提出した演劇観賞の写真に対しても、「その日に賄賂を受け取ったと特定できない」として受け入れなかった。しかし、裁判官は「北朝鮮への送金関連部分は統治行為に係わるもので、歴史的使命感から進められており、南北首脳会談の開催で南北関係に肯定的な影響を与えた部分もある」と明らかにした。

朴被告は、2000年4月、南北首脳会談を控えて、現代グループに対する不法融資と北朝鮮への送金を主導し、カジノ事業許可など請託名目で現代から150億ウォンを受け取った疑いで拘束起訴され懲役20年が求刑されていた。

検察は当時約28億6000万ウォンの追徴金と121億4000万ウォンの没収金を一緒に求刑したが、裁判官は追徴と沒収を分けずに、朴被告が現代側から受け取った賄賂の総額に当る金額を追徴するのが正しいと説明した。



李相錄 金秀卿 myzodan@donga.com skkim@donga.com