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KCC、「現代グループ買収完了」を公式宣言

KCC、「現代グループ買収完了」を公式宣言

Posted November. 14, 2003 22:58,   

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金剛高麗(クムガン・コリョ)化学(KCC)の鄭相永(チョン・サンヨン)名誉会長が「現代(ヒョンデ)グループ買収完了」を公式宣言した。鄭鍾淳(チョン・ジョンスン)KCC副会長は14日、記者会見で現代エレベーターをはじめ現代グループが事実上KCCグループに系列編入され、鄭名誉会長とKCCが今後現代グループの経営権を行使すると明らかにした。

鄭副会長は「これまで現代グループが進めてきた対北朝鮮事業も収益が出ない場合は見直す考えだ」と述べ、現代峨山(アサン)の対北朝鮮事業はかなりの打撃を受けるものと予想される。鄭副会長はさらに「新韓(シンハン)BNP私募ファンドが買い入れた現代エレベーターの株式12.8%は鄭名誉会長が個人的に買い入れたものだ」と述べた。

KCCの系列会社の高麗シリカがミューチュアル・ファンドを通じて7.8%の株式をさらに買い入れたことで、鄭名誉会長とKCC系列会社の持ち株率は31.2%になり、現代エレベーターの玄貞恩(ヒョン・ジョンウン、故鄭夢憲会長の未亡人)会長側の持ち株率(19.4%)を上回った。KCCは「現代総合金属など現代系の7社が買い入れた13.1%も友好勢力で、全ての現代系を合わせれば持ち株が50%を越える」と主張した。

しかし、金融監督院は「鄭名誉会長側が新韓BNPの私募ファンドやミューチュアル・ファンド3ヵ所を通じて買い入れた20.7%は『5%持ち株公示義務』に違反したものと判断されるため、議決権が6ヵ月間制限される」と明らかにした。

このほか、KCCは10月以後現代商船株3.95%を追加で買い入れ、持ち株率が6.93%と高くなり、現代エレベーターに次いで次席株主に浮上した。

一方、公正取引委員会はKCCが系列会社編入要件の30%以上の友好持ち株を確保したものの、ファンド名義で買い入れたため、系列会社への人事権介入など実質的に支配力を行使する時点で現代グループをKCCグループに編入させる方針だ。