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離散家族面会所、6000坪規模で設置…来春にも着工

離散家族面会所、6000坪規模で設置…来春にも着工

Posted November. 06, 2003 22:57,   

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韓国と北朝鮮は来春、金剛山温井里(クムガンサン・オンジョンリ)の弔砲(チョポ)村に2万㎡(約6000坪)規模の離散家族面会所を着工し、早ければ05年上半期に完工することを決めた。

南北は6日、金剛山で開かれた第5回赤十字会談の終結会議で、こうした内容を盛り込んだ11項目の金剛山面会所建設に関する合意書を採択した。面会所は、離散家族の再会行事がない期間中には、金剛山観光客の宿舎としても利用される。

離散家族面会所の設置は、72年、南北赤十字会談がスタートする当時から取り上げられていた問題で、離散家族再会の制度化に向けた枠組みを作ったものと評価される。

韓国側首席代表の李柄雄(イ・ビョンウン)大韓赤十字社(韓赤)総裁特別補佐役は「離散家族らの最も切実な念願が面会所の設置であっただけに、今会談では、面会所の建設についての合意だけを導き出すことにした」とし「これとともに、第9回離散家族再会行事を来年のソル(韓国の旧正月)以降に行うことで、事実上合意している」と語った。

南北は、面会所の工事期間中にも、慣例によって、離散家族再会の行事をソル、6.15共同宣言記念日、秋夕(チュソック=韓国の旧盆)を契機に、毎年3回実施することを決めた。一方、面会所ビルには、南北がそれぞれ300坪にのぼる面会事務所を設け、今後、金剛山で開かれる南北会談に使用する。残り5400坪には、離散家族再会のための会場や家族単位の「コンドミニアム型」宿舎と附帯施設が入る予定だ。

ある会談関係者は「面会所は地質調査と基本設計、計画設計を経て、来年4月または5月に着工式典を持つ予定だ」とし「工事は韓国側が専担するものの、計画や設計段階で、北朝鮮側の意見を最大限に反映することにしている」と説明した。

また、建設の過程で北朝鮮側は、人材と資材を提供し、韓国側はその費用を支払うという。総建設費用は360億〜480億ウォン(約36億〜48億円)が必要とされるものとみられ、面会所の運営費用に毎年40億〜50億ウォンが投入されるものとみられる。



金影植  spear@donga.com