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[社説]ハンナラ党議員、検察の出頭要求に応じるべきだ

[社説]ハンナラ党議員、検察の出頭要求に応じるべきだ

Posted September. 17, 2003 23:14,   

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現代(ヒョンデ)秘密資金事件に関連して出頭要求を受けた野党ハンナラ党の朴柱千(パク・ジュチョン)、林鎮出(イム・ジンチュル)議員は、今日検察に出頭しなければならない。両議員は、現代から対価性のあるカネを受け取ったことはないとして、出頭要求には応じないとしているが、堂々とした態度とはいえない。恥ずかしいことがなければ、なぜ検察に堂々と出頭して無罪を立証しようと思わないのか納得し難い。

特に、洪思徳(ホン・サドク)院内総務ら党指導部が、両議員の出頭拒否を決定したのは正しくない。党総務がどうして不正容疑議員に対して、検察に出頭するしないを言えるのか理解できない。現代秘密資金事件の火の粉が党の他の議員にも降りかかる前に、事前に遮断幕を張ろうとしているのかと疑うほどだ。

現代秘密資金事件が明るみになった時、ハンナラ党は徹底的な捜査を数回に渡って強調した。ならば両議員も、当然検察捜査に協力するのが道理である。与党側に容疑が集中する時は聖域のない捜査を叫び、捜査範囲が野党に広がれば避けようとするのは、誰が見ても卑怯なことだ。「野党議員召喚は、現代秘密資金事件をあやふやにさせる計画だ」というハンナラ党スポークスマンの声明をそのまま信じる国民がどれほどいるか。

与野を問わず、不正容疑で検察に召喚要求を受けた議員が、ともすれば政治的陰謀だと主張して応じないことはもはや容認されない。法を作る議員が、自ら正当な法手続きを無視するのでは、国の秩序が守れるわけがない。会期中の不逮捕特権が、法を犯した議員への保護に悪用されてはいけない。「防弾国会(国会議員の国会会期中の不逮捕特権)」のために検察を手なづけようとすることも不当な越権だ。

ハンナラ党指導部は、「党が腐敗を庇護する場所に映ってはいけない」という党内少数派議員の声を聞き流してはいけない。それはまさに国民の声である。党が腐敗政治家の「盾」という非難から脱する時、政府与党の不正や腐敗に対しても力強い糾弾ができるのではないか。