現代（ヒョンデ）秘密資金事件を捜査している最高検察庁の中央捜査部（安大煕検事長）は１６日、現代からカネを受け取った疑いが持たれている与党民主党の朴柱宣（パク・ジュソン）議員と野党ハンナラ党の朴柱千（パク・ジュチョン）、林鎮出（イム・ジンチュル）議員に対して、１８日午前１０時までに検察に出頭するように通知した。しかし、朴柱宣議員は１６日午後、最高検察庁に自主出頭して調べを受けた。
これら議員はいずれも２０００年当時、国会政務委員会に属しているときに、現代の対北朝鮮事業と関連して現代側から「便宜を図ってほしい」と数千万ウォンを受け取った疑いが持たれている。
文孝男（ムン・ヒョナム）最高検察庁捜査企画官は「彼らは朴智元（パク・チウォン）前文化観光部長官や権魯甲（クォン・ノガプ）前民主党顧問を通さずに、現代から直接カネを受けとった疑いを受けている」と話した。
検察は、３人の議員を召還して、当時現代峨山（アサン）の鄭夢憲（チョン・モンホン）取締役会会長などから秘密資金を受け取った事実が明らかになれば、収賄などの疑いで刑事処罰する方針だ。
これら議員は現代からカネを受け取った事実がないと否認しているが、検察は現代の関係者たちからこれら議員にカネを渡したという供述などを確保し、容疑の立証に問題がないとみている。
検察は、これら議員３人が今回の現代秘密資金事件に関わって召還される最後の現役議員であることを明らかにしており、前職国会議員など残りの政治家に対する召還は来週中に通知する計画だ。
検察は１５日に召還した民主党の李訓平（イ・フンピョン）議員に対する補強の調査を含めて、これら現役議員に対する調査が一段落すれば、ＳＫグループの孫吉丞（ソン・ギルスン）会長を召還するなど「ＳＫ秘密資金」の捜査に乗り出す方針だ。
一方、宋光洙（ソン・グァンス）検察総長は１６日「これから検察は経済事情を考慮して企業に対する捜査は愼重を期するが、政治的要因には関係なく厳正捜査を行う」と話した。
丁偉用 viyonz@donga.com buddy@donga.com
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