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共同防御に乗り出した現代家、現代エレベーター株を買収

共同防御に乗り出した現代家、現代エレベーター株を買収

Posted August. 15, 2003 22:43,   

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「現代(ヒョンデ)家の法統を残せ。」

外国人による現代エレベーター株式買集攻勢に対し、すべての現代系列社が一斉に共同対応に乗り出したことをきっかけに、その間疎遠だった現代家が再び団結するのではないかという分析が台頭している。

◆現代家「共同防御」の意味〓経営権防御のため現代エレベーターの自社株を買収した会社はKCC(前高麗化学)、現代デパート、現代セメント、韓国フランジなど6社。

KCCの鄭相永(チョン・サンヨン)名誉会長は故鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長の弟で、現代セメントもやはり故鄭周永名誉会長の妹である鄭順永(チョン・スンヨン)前ソンウ・グループ名誉会長の系列だ。韓国フランジは故鄭周永名誉会長の義理の弟である金永柱(キム・ヨンジュ)名誉会長の系列で、現代デパートは故鄭夢憲(チョン・モンホン)現代峨山(ヒョンデアサン)取締役会会長の兄である鄭夢根(チョン・モングン)氏が会長の座にいる。

特に今回の共同防御は鄭相永名誉会長が主導したとされている。鄭相永名誉会長は故鄭夢憲会長の生前中にも個人債務の解決を助けるなど、愛情を見せてきた。これによって今後の現代グループ再編と法統承継過程で鄭相永名誉会長が重要な役目をするのではないかという観測も出始めている。

現代グループの関係者は、「『現代ブランド』に対する危機感が高まっていることから、現代グループの経営空白を放置できないという共同認識が形成されたようだ」と言った。

◆鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜(キア)自動車会長の悩み〓現代家の長兄である現代自動車グループは今回の持分買入に参加しなかった。現代グループ側は鄭夢九会長が「王子の乱」以後の旧怨を解いて助けてくれることを密かに望んでいる。現代グループの関係者は、「現代自動車に持分買入を要請してはいないが、もし要請したなら断らなかったと思う」と話した。

現代自動車の関係者はこれに対し、「そんなことは絶対にありえない。市場が容認しない」との見解をみせた。しかし一方では、現代自動車グループが直接的な支援はしないとしても、外国人投資家が容認する限度内で故鄭夢憲会長の系列社との友好的な関係を回復するという分析も出ている。

◆市場の評価〓グッドモーニング新韓(シンハン)証券の朴ドンミョン課長は「現代エレベーターの持分買収は無償支援ではなく投資だったので、外国人株主もこれを問題視するのは難しかっただろう。しかし、対北朝鮮事業に対する直接的な支援などは容認しないはずだ」と言った。

支援をするとしても、株主の利益を損なう方式は選択できないという意味だ。



孔鍾植 申錫昊 kong@donga.com kyle@donga.com