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権魯甲氏、200億ウォンを現金で受け取った

権魯甲氏、200億ウォンを現金で受け取った

Posted August. 13, 2003 21:48,   

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「現代(ヒョンデ)秘密資金150億ウォン+α」事件を捜査している最高検察庁中央捜査部(安大熙検事長)は13日、現代の資金難解決と対北朝鮮事業支援を対価に、現代から秘密資金200億ウォン(約20億円)を受け取っていた疑いで、権魯甲(クォン・ノガプ)元民主党顧問に対して拘束令状を請求した。

これに対して権氏は同日、令状実質審査を申請し、令状を発行するかどうかは14日午後に決定される。

検察は、早ければ来週初めにも、現代から直接秘密資金を受け取った政治家を追加召喚し、収賄の容疑などを取り調べる方針だ。

検察によると、権氏は、00年2月にソウルSホテルで、現代秘密資金のマネーロンダリングをした金栄浣(キム・ヨンファン、海外逃避中)氏とともに、現代峨山(アサン)の鄭夢憲(チョン・モンホン)会長に会って、「総選挙資金を助けてほしい」と要求し、金剛山(クムガンサン)カジノ事業の許可など、対北朝鮮事業と現代に対する包括的な支援を対価に金氏を通じて現金200億ウォンを受け取った疑いを受けている。

検察はこれと関連して、権氏が現代側から200億ウォンを受け取った対価として、鄭会長の現代系列会社に対する資金難解決のために、大統領府と金融機関に請託したかどうかを調査中だ。

検察は「権氏が金氏を通じて秘密資金を受け取り、鄭会長に電話をかけて『金は確かに受け取った』と礼を言った」ことを明らかにした。

鄭会長らは検察の取り調べで、金氏と話し合って、同年3月に鄭会長が経営する現代商船や現代建設などの現代系列会社から現金200億ウォンを調達したと供述した。

検察は、現代側が現金200億ウォンを書類箱約60個に入れ、一度に15〜20個ずつ4回に渡って金氏が指定したソウル江南区鴨鴎亭洞(カンナムグ、アプクジョンドン)の現代アパート周辺の駐車場で、権氏側に渡した事実を突き止めた。

検察は、権氏が98年に一度鄭会長に会ったことがあるだけだと主張したものの、取り調べの結果、98年から00年の間に6、7回会い、その席にはいつも金氏が同席していたことを明らかにした。

しかし権氏は検察で、「金栄浣氏から、現代の金100億ウォンを提供するという提案があったがすぐに断った。金氏から借りた10億ウォンを含め、現代秘密資金と関係のない110億ウォンの総選資金を用意し、選挙支援金として使った」と主張した。

検察は、権氏に対して選挙資金110億ウォンの出所と使途を追及しているが、権氏は供述を拒否しているという。

検察関係者は「権氏が使途について供述しないうえ、政治資金法上の公訴時効(3年)が過ぎたため、現代秘密資金の最終使途と総選資金の全般に対して捜査する計画はない」と語った。



丁偉用  viyonz@donga.com buddy@donga.com