「現代（ヒョンデ）秘密資金１５０億ウォン＋α」事件を捜査している最高検察庁中央捜査部（安大煕検事長）は、与党民主党の権魯甲（クォン・ノガプ）前顧問が００年４・１３総選挙前、現代から１００億ウォン以上の秘密資金を受け取っていたという状況証拠をつかみ、１３日中に特定犯罪過重処罰法上の斡旋収賄などの疑いで拘束礼状を請求することにした。
検察は続いて、現代秘密資金事件に関わった政治家を順に召還して調査する方針だ。検察は、同日午前、権氏のソウル竜山区東部二村洞（ヨンサング・トンブイチョンドン）の自宅と権氏の秘書のムン氏の自宅などについて押収捜索を実施した。
検察は権氏を相手に、現代秘密資金のうち相当額を００年総選挙用の資金として、民主党立候補者を支援し、一部は個人的に使ったという疑惑について追及している。
検察はまた、権氏が現代で秘密資金を受け取った当時、大統領府と金融界の大物関係者らに対して、故鄭夢憲（チョン・モンホン）現代峨山（アサン）会長が経営していた現代の系列会社のために、資金支援を請託していた情況もつかんだ。
これと関連して検察は、「対北朝鮮不正送金疑惑」事件で拘束された李起浩（イ・ギホ）前大統領経済首席秘書官や李益治（イ・イクチ）前現代証券会長らを参考人として呼び、権氏の疑惑を大部分確認したことが分かった。
しかし、権氏は検察で、「現代側からはいかなる金品も提供された事実はない」と疑いを強く否定している。検察の関係者は、「権氏が証拠を隠滅する恐れがあり、緊急逮捕した。権氏の不正疑惑は先月２２日、権氏に対して出国禁止措置を下したときにほとんど明らかになっていた」と述べた。
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