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金南一、さらなる跳躍に向けて変身中

Posted August. 05, 2003 22:02,   

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「変化しなければ生き残れない」

「帰ってきた真空掃除機」金南一(キム・ナムイル、26、全南ドラゴンズ)が変わった。

今年初め、オランダへの進出を模索したものの「ひじ鉄砲」を食らわされ、しばらくその後遺症に悩まされていた彼が、華やかな変身を図っている。「永遠なリベロ」洪明甫(ホン・ミョンボ、33、LAギャラクシー)が、「栄光は準備のできた者に」と話したように「準備のできた真空掃除機」になるために尽力している。

ゲーム、休息、訓練、研究、勉強などで、最近の彼には1日が短い。週2回行われるKリーグでヘトヘトになるが、時間があれば、不足している点を補っている。夜遅くウエイト・トレーニングをやって、欧州でも通じる体力作りに汗を流している。

「これまでは守備さえうまくやれば済むと思っていました。ところが、欧州に出てみたら僕が守備型MFとしては一番競争力のない『井の中の蛙』でした。守備型MFは守備だけでなく攻撃にも積極的に加わるポジションであることを初めて知ったのです」。

最近は昼夜を問わず、時間さえあれば独りで左右サイドへボールをパスし、得点圏内では思い切ってシューティングのできる訓練を実施しているのもこのためだ。先月30日に行われた大邱(テグ)FC戦で決勝ゴールを決めたのも、こうした努力の結実だ。

金南一は同日、攻守両面で活躍しながらグラウンドを走り、後半43分、シン・ビョンホがペナルティー・エリアの右側で胸で受けたボールに飛び掛り、15mの中距離シュートを決め、チームに4—3の貴重な勝利をもたらした。国内復帰初ゴールであり、通算2本目のゴール。3日、全北現代モーターズ戦(1—1)でも積極的に攻撃に加担して全北の守備陣を惑わせた。

球団側に毎試合、自分のプレーをビデオ撮影してくれることを頼んで、毎日数回繰り返してモニタリングしながら問題点を探し出すのも金南一の1日の課題の一つ。

李フェテク全南監督は「南一は一段成長した。ボールの配給や攻撃加担能力も積極的だ。何より自信感に満ちているのが良い。海外進出に失敗した後、落ち込んでいたが、本来の姿を取り戻して、さらにサッカーに夢中になっている」と評価した。

金南一は夜にやる仕事がまだある。英語と日本語会話の勉強。「オランダでプレーして外国語の重要性を改めて感じた。どこへ行くかわからないが、海外に進出して、すぐ適応するためには外国語が必ず必要だ。最低限2カ国は身につけたいと思っている」。

さらなるレベルアップに向け、変身に努力している金南一。「換骨奪胎」した彼の姿を見る日も、もうすぐそこだ。



梁鍾久 yjongk@donga.com