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漫画なら選り好みなし…歌手・金ヒョンジョンは漫画行脚中

漫画なら選り好みなし…歌手・金ヒョンジョンは漫画行脚中

Posted August. 05, 2003 22:20,   

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歌手の金ヒョンジョン(25)は隠れた「漫画マニア」だ。

金ヒョンジョンは、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ、ソジョンロ)にあるイルミン美術館で開かれた「東亜・LG国際漫画フェスティバル」展で、普段ファンに見せない長年の漫画への愛情を吐露した。

金ヒョンジョンの漫画への愛情は、小学生の時の『ドラゴンボール』(鳥山明)、『鉄腕アトム』(手塚治虫)から始まった。彼女は日本の少年漫画から出発して、ファン・ミナ、ウォン・スヨンの韓国純情漫画を好み、アート・シュピーゲルマンの『マウス』など、ヨーロッパの漫画まで愛読した。

「どんな種類の漫画が好きか一言で言えないほど、選り好みしません。何でも読みます。絵が下手でなければ…」(笑)

授業時間に友達とリレー漫画も描いたという彼女は、2001年12月に漫画ストーリー作家としてデビューした。彼女は漫画雑誌『ケーキ』に歌手志望生の成功ストーリーを描いた『T.R.Y.』(シゴン社)を漫画家朴ムジクと共同作業で連載し、最近単行本で出版した。

「東亜・LG国際漫画フェスティバル」の一つで、イルミン美術館2階で開かれている「韓国漫画の視線と呼吸」展は、今年の初めにフランスのアングラム・フェスティバルに招請された韓国作品のアンコール展示。金ヒョンジョンは、ここに展示されたチェ・ホチョルの原画を見るや、額を指して「この作品、買えないの」と興味を示した。彼女はこの作品を「庶民の日常を込めた会話風の絵が持つ味わいと雰囲気が洗練されている」と言う。

彼はビョン・ビョンジュンの『プリンセス・アンナ』に出る人物の目を見て、「日本漫画のような感じを与えるが、ペンタッチから表われる独特の質感はドイツ漫画に似ている」と評した。

金ヒョンジョンは、李エリムの作品『レインボー』について、「丹精にできている」と感嘆を連発した。この作品は、怒ったような嬉しいような、妙な表情の人物と天然色のカラーリングが引き立っていると評価した。

同時に開かれている「韓国漫画の呼吸」展は、日本植民地時代の新聞漫評からインターネット漫画まで、韓国漫画の変遷史を時期別に見せてくれる。金ヒョンジョンは、50年代の政治宣伝用漫画や金ヨンファンの『三国志』はあまり知らなかったが、60年代の作家コ・ウヨン、キル・チャンドクの作品では、長年の友人に会ったように喜んだ。

「ユン・スンウンの『とんま書堂』は歴史漫画だけど、数回楽しく読みました。あ!『恐怖の外人球団』、これも本当に好きだった漫画です。そして『トゥルリ』は漫画月刊誌『宝島』に連載された時から見ました。トゥルリとフィドンのファンです」。

金ヒョンジョンは、80年代の作品へ移るや、ファン・ミナの『こんにちは、ミスターブラック』、カン・ギョンオクの『星の明かりの中に』などは一目で分かった。

「ヨーロッパでは数回みたけど、韓国では漫画を美術館に展示するのを初めて見ます。漫画は文化産業の重要な部分なので、美術館などでもっと扱わなければならないと思います。特に、このような行事でこそ、ファンがたくさん来て『漫画の力』を見せつけなくちゃ」

展示は17日まで(月曜日休館)、小中高学生3000ウォン、一般4000ウォン。

02−2020−1620。



kathycho@donga.com