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徐在應が6敗目、更なる制球力が課題

Posted July. 08, 2003 21:54,   

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この日の試合では本塁打2本が決定的な敗因となった。1回にはチーパ・ジョンーズ、6回にはロバート・フィックのそれぞれに3点ずつ本塁打を放たれた。ニューヨーク・メッツの徐在應(ソ・ジェウン)が1試合で2本の本塁打を許したのは今シーズン初めてだ。徐選手は最近、6試合無本塁打でめったに長打を許さなかった。

6試合連続クォリティーピッチング(先発投手で6イニング以上を投げて3自責点以下に防御すること)をした徐選手が、最近3試合連続クォリティーピッチングに失敗した不振の原因は何か。

MBCテレビの許亀淵(ホ・グヨン)野球解説委員は「制球力投手の限界ではないか」と指摘した。「コントロールの達人と呼ばれるグレッグ・マダックス(アトランタ・ブレーブス)も今年乱れている。ボールが速くない投手たちはいつでも乱打される可能性を抱えている。徐選手も例外ではない」と付け加えた。

まず、問題となっているのはボールが完全に見極められたことだ。大リーグの各球団はこれまでルーキーの徐選手に対する情報がほとんどなかった。しかし、徐選手がナショナルリーグ新人王候補に取り上げられるほど、連日すばらしいピッチングを見せるや、各球団がそれに対策を講じ始めたのだ。すでにバッターたちに情報が流れていては直球またはチェンジアップという単純な投球パターンでは耐え難い。

審判陣の「厳しすぎるストライクゾーン」も不振を手伝っている。大リーグではルーキー投手たちに対して審判たちがストライクゾーンを厳しくする場合がある。徐選手は「最近2試合で主審のストライクゾーンが厳しすぎた。大リーグで経験しなければならないルーキー馴らしだと思う」と話した。徐選手はこの3日、モントリオール・エクスポス戦では4回降板されて、マウンドを降りながら主審に向けて悪口を言った。

許解説委員は、解決策としては「こうした問題を乗り越えるためにはもっと精巧な制球力をつけるしかない。また、外角の低いボールの次は内角の高いボールを投げるなど対角線式のピッチングで、バッターを混乱させなければならない」としている。



金相洙 ssoo@donga.com