朴智元氏への資金の流れを追跡

朴智元氏への資金の流れを追跡. July. 07, 2003 22:23. viyonz@donga.com tesomiom@donga.com. 朴智元（パク・ジウォン）前文化観光部長官に渡された疑いのある現代（ヒョンデ）の秘密資金１５０億ウォンを、資金洗浄（マネーロンダリング）したとされる武器取引業者の金栄浣（キム・ヨンワン）氏が、この資金の他にも１５０億ウォン以上追加して資金洗浄していたことが明らかになった。３００億ウォンを超える秘密資金の造成過程と使用先に関心が集まっている。 「対北朝鮮送金疑惑事件」の特別検察官（特検）チームの関係者は７日「口座を追跡した結果、金氏が資金洗浄した規模は現代の秘密資金１５０億ウォンを含めて、３００億ウォンにのぼるものと把握されている。しかし、この資金の出所や使用先を今の段階ではっきりと話すのは難しい」としている。 これと関連して、最高検察庁の中央捜査部（安大煕検事長）はこの日、金氏の資金洗浄の過程を明らかにするために裁判所から押収捜査令状を発行して、金氏だけでなく金氏家族の口座も追跡している。 また、検察は、朴前長官側に現代の秘密資金が渡されたかどうかを確認するために、朴前長官と周辺人物の口座も追跡する方針だ。 特に、検察は、金氏が現代の秘密資金とは別に、００年４月の国会議員選挙を前後して１００億ウォン程度をＳ建設、Ｄ建設などの中堅建設会社から受け取って資金洗浄した後、政界に渡していたという情報をつかみ、それが事実かを確認するために、金氏が管理していた秘密資金の規模と行方を追っている。 検察の関係者は「この資金が金氏が追加して資金洗浄したものか、特検が把握している１５０億ウォンと重なるものかは、まだわからない。（中央捜査部が）資金の追跡を続ける場合、金氏などが資金洗浄した秘密資金の規模はさらに増えるものとみられる」と付け加えた。 さらに検察は、金氏の指示によって資金洗浄に加わった業者など５、６人に対して出国禁止措置を出し、彼らを召還する案も検討している。