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康法務長官、150億疑惑で徹底解明の意志表明

康法務長官、150億疑惑で徹底解明の意志表明

Posted July. 04, 2003 21:49,   

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康錦實(カン・グムシル)法務部長官は4日、検察に対する外部監察の実施と関連して「内部監察も重要なので、いろんな意見を聞き入れて推進する計画だ」と述べた。康長官は同日、仁川(インチョン)地検を訪問した後の記者懇談会で「外部監察は法曹改革のレベルで検討されているもので、まだ具体的な内容はない」とし、このように明らかにした。

康長官は、労組の不法ストと関連して「不法な労使紛糾だけでなく、全ての不法な集団行動に対して、法を厳しく適用させていくのは当然なことだ」としながら、「ただ、対話と妥協はある。公権力行使の範囲と水準について、状況による具体的な基準を設ける必要がある」と述べた。

また、特別検察官による対北朝鮮送金捜査過程で浮上した150億ウォンの収賄疑惑については、「真相が究明されなければならないと思っているし、検察に捜査が任されれば徹底して究明し、厳正に取り組む」と明らかにした。

一方、就任4ヵ月を迎える康長官は、先月30日に、全国約1400人の検事全員に検察専用の通信網を通じて、検察に対する見方が変わったことについて綴った電子メールを送り、関心を集めている。

「お元気ですか。法務部の康錦實です」で始まるこの手紙は、私信であることを前提に、検察に対する自分の考えについて述べている。

康長官は「法務部に勤めている検事とお昼を一緒に食べている途中、自分はこの人たちに愛着を感じた。この人たちが私だったらいいなという願いのようなものを感じた」と書いた。続いて「検事という職業は、その純潔性に最も近くにいる形態ではないかと思う」としながら「私にできる役割があるとすれば、皆さんの純潔性を守るために献身しなければならないということだ」と付け加えた。また、検事を潔癖で高潔な、太陽の光に瞬時に跡形もなくとける「雪だるま」にも喩えた。

康長官は「自分の感情に流されて書いたものだから、あまりにも突拍子もない話に当惑させてしまったかも知れない」とし、「最近私が幸せを感じる唯一の喜びは美しい人に会えたことなのだが、その中にはほとんど皆さんがいる」という言葉で手紙を終えている。手紙の署名は「6.30夜 康錦實より」となっていた。

康長官のメールについて、ソウルのある検事は「康長官の感情がこもった文を読んで『新鮮だ』という感じを受けた」とし、「検察に対してプラスの見方を持つようになったようで、非常に幸いな気持ちだ」と述べた。

だが、地方のある部長検事は「検察に対する配慮は言葉よりも行動で示すのが重要だ」とし、「このように感情をむき出しにすることは、次の瞬間、長官自身の足を引っ張ることになりかねない」と指摘した。



tesomiom@donga.com kchwang@donga.com