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北朝鮮による拉致被害者が36年ぶりに家族再開

北朝鮮による拉致被害者が36年ぶりに家族再開

Posted June. 27, 2003 21:49,   

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北朝鮮に拉致されたユン・ギョン(55)さんが27日、北朝鮮の金剛山「金正淑(キム・ジョンスク)」休憩所で行なわれた7回目の南北離散家族再会で韓国側の母親、李カンサン(76)さんに会った。離散家族の再会で南側の親と北朝鮮による拉致被害者が再開したのは、今回が五回目のこと。

ユンさんは1967年5月、忠清南道泰安郡(チュンチョンナムド・テアングン)で漁船チャンソン号に乗って海に出たところを拉致された。当時、一緒に拉致された7人の船員のうち5人は4ヵ月後に帰還した。

李さんは、拉致された息子が北朝鮮で結婚した妻、ホン・ジョンスク(53)さんと3人の兄弟をこの日、初めて会い、離散の無念を晴らした。李さんは(韓国戦争期間中の)1.4後退の時、北朝鮮人民軍の徴集を逃れるため身を隠していた夫が亡くなった後、夫の両親を北朝鮮地域に残したまま、息子を負ぶって南下した。

今年2月に続いて4ヵ月ぶりに行なわれた同日の離散家族再会では、南側の家族100人と同行家族10人がそれぞれ北朝鮮側の離散家族と再開の時間を持った。

南側の最高齢者、オ・スンドク(102)さんは、娘のチョン・ワンオク(56)さんに会い、家族の保護者で夫婦がともに北朝鮮入りしたチャン・スグン(90)とホン・ゲスン氏(84)は韓国戦争の時に北朝鮮に残してきた息子、チュンヒ(60)さん夫婦と娘のヒスク(63)さんと会って家族再開の喜びを分かち合った。

同日、団体再開を終えた家族は、29日まで金剛山に滞在しながら個別再開と家族観光などの時間を過ごした後、計6回にわたり11時間家族と会う予定だ。