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ヒディング監督、李天秀に崔成国の獲得にも意欲

ヒディング監督、李天秀に崔成国の獲得にも意欲

Posted April. 16, 2003 22:06,   

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「李天秀(イ・チョンス)はもちろん、崔成国(チェ・ソングク)まで連れて行きたい」

韓国の「W杯4強神話」を達成したフース・ヒディング前韓国代表監督(オランダPSVアイントホーフェン監督)が「太極(テグク)戦士の獲得」に本音を吐いた。

イングランドの著名なサッカーコラムニストであり、東亜(トンア)日報に寄稿しているラップ・ヒュ−ズ氏は最近、「ヒディング監督が李天秀はもちろん、崔成国まで獲得したい意志を明らかにした」と話した。先月30日に行われたブラジルとポルトガルの国際Aマッチでこのように話したという。

ヒディング監督は、2002年W杯が終わった後、李栄杓(イ・ヨンピョ、25)と朴智晟(パク・チソン、22)をスカウトした。そして今年初めには李天秀(22・ 蔚山現代)の獲得に乗り出し、契約書のサインだけを残している状態だったが、今は崔成国(20・ 蔚山現代)まで連れて行きたいとしている。

ヒディング監督は、なぜ韓国選手たちに欲張りをしているのだろうか。李用秀(イ・ヨンス)KBSサッカー解説委員は、「いろいろな可能性を念頭に置いた布石だ」と話している。李委員が指摘したヒディング監督が太極戦士に獲得に意欲な理由は3点。

第一は、若い選手たちであるため、2〜3年だけでもきちんと訓練すれば、ビックリーグに高い移籍料をもらって売ることができるためだという分析。選手らもヒディング監督のいるオランダを通じ、イングランドやスペインなど、ビックリーグへ進出したがっているため、双方の思惑がぴったり一致しているわけだ。

第二は、韓国市場の開拓だ。アイントホーフェンは、韓国選手をスカウトしてテレビ中継権など、韓国マーケティングで大きな収益をあげた。アイントホーフェン韓国エージェンシーであるスカイコムのある関係者は、「アイントホーフェンは、まだ韓国のファンにはっきり印象付けられていないという判断から、韓国マーケティングを強化している」と話している。選手のスカウトはマーケティングの延長線上にある。

第三は、06年のドイツW杯を視野に入れた布石だという。現在コエリョ監督が代表チームを率いているが、06年まで状況がどのように変わるかはわからないものだ。もし、コエリョ監督が信頼を得られなければ誰が司令塔を務めるか。答えは一つ。ヒディング監督しかいない。そのため、引き続き韓国とよい関係を保とうとしているのだ。

一方、イングランド進出をねらっている崔成国は「ヒディング監督が呼んでさえくれれば、いつでも喜んで行く」という反応だ。



梁鍾久  yjongk@donga.com