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消費者景況感、統計庁調査以来の「最悪」

消費者景況感、統計庁調査以来の「最悪」

Posted April. 09, 2003 22:21,   

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消費者たちが肌で感じる体感景気が、統計庁が調査を実施し始めた1998年11月以降、最も悪い水準まで落ちた。また、今後の景気展望に対しても否定的見方がもっと多かった。

経済現場の企業や消費者たちから出ている「経済危機の時より最近の景気がもっと悪い」という話が、単なる「大げさ」な話ではないようだ。

▲消費者評価指数は調査開始以来「最低」〓統計庁が9日に発表した「3月の消費者展望調査結果」によれば、6ヵ月と調査時点現在の景気や生活水準などを比べる消費者評価指数は、先月の2月比で9.6ポイント落ちた63.9だった。

消費者評価指数が100より低ければ、現在の景気状況に対して否定的に見る消費者たちが多いということで、100を超えれば肯定的に見る消費者たちが多いという意味だ。

消費者評価指数を出す2つの項目である景気と生活水準のうち、景気指数は50.2まで急落した。6ヵ月前と比べ生活水準がどう変わったのかを問う生活水準指数も77.7で、「もっと悪くなった」という答えがはるかに多かった。

6ヵ月前と比べ、現在の資産価値がどう変わったのかを問う資産評価項目では、△住宅と商店ビル101.5△土地と林野99.0△金融貯金90.7△株式と債券67.4だった。これは最近、株式市場が落ち込んでいるうえ金利も低かったことから、この分野の資産運用が相当良くなかったことに起因すると分析できる。

▲消費者期待指数も2年2ヵ月ぶりに最低〓現在と比べ6ヵ月後の経済水準に対する展望である消費者期待指数は、90.4だった。先月の2月比5.7ポイントがさらに低くなったものだ。これは01年1月の89.7以来、26ヵ月ぶりに最低を記録した数値で、昨年10月から6カ月連続しての100未満だった。

期待指数を算出する項目のうち、景気指数は78.9で、前月比10.2ポイントも落ちた。このほかにも、△生活水準96.0△消費支出98.7△耐久消費財購買89.3△外食・娯楽・文化支出87.1で、全ての項目で100未満と調査された。

これを所得階層別でみれば、100まで達した階層はまったくなかった。とくに、月平均所得300万ウォン以上の階層は97.3だった半面、100万ウォン未満階層は85.6で、生活の貧しい階層であればあるほど、今後の経済をより否定的に予測していることがわかった。

年齢階層別でみれば、40代(88.1)、50代(88.8)、60代以上(88.5)の全てが90より低く、30代が92.9だった。近いうちに経済が良くなると見込んでいるのは唯一20代だけで、101.2だった。

LG経済研究院の金基承(キム・キスン)研究委員は、「消費者期待指数が好ましくないかたちで出たということは、消費者たちが今後、財布の紐をもっとしっかり締めるという意味で解釈することができる。内需景気は当分、さらに落ち込む可能性が高い」と述べた。



金光賢 kkh@donga.com