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日本にもSARS感染者が発生

Posted April. 04, 2003 22:18,   

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米国が4日、中国内の自国外交官の撤退命令を下した。それに続き、日本は重症急性呼吸器症候群(SARS)感染者が日本でも発生したようだと発表し、SARSをペスト並みの疾病と見なすことにした。

特に、米疾病統制予防センター(CDC)はSARSの正体や感染経路、治療法を開発する前に、SARSが世界全域に拡散する可能性が高いと警告した。

SARSが初めて発生したと推定される中国・広東省で本格的な活動をしている世界保健機関(WHO)の調査チームも「原因を特定することに予想より時間がかかるかも知れない」と明らかにした。

米国務省は2日前、香港とベトナムからの外交官撤退命令を下したのに続き、この日、中国内のすべての公館からも外交官撤退を認めると発表した。また、国務省は今度の措置を他の地域に拡大することを検討しているとし、自国民に感染地域への旅行を控えるよう呼びかけた。

日本はこの日、初めて自国民17人がSARSに感染したようだと発表し、SARSを「新感染症」と扱うことにした。 新感染症は病原体はわからないが、人の生命に重大な影響を与える恐れがあると認められた病気で、エボラ出血熱やペストなどに準じ、患者の強制入院や汚染された建物の封鎖などが可能になる。日本の今回の発表で、アジア地域では韓国だけが唯一の安全地帯として残っている。

WHOはこの日、「SARSがアジアはもちろん北米、欧州、オセアニア地域まで急速に拡大している」とし、これまで計2272人が感染しており、82人が死亡したと発表した。しかし、実際被害者はこれよりもっと多いだろうというのが専門家たちの分析だ。



鞖克仁 bae2150@donga.com