「指輪の帝王」の異名をもつ安貞桓(アン・ジョンファン、27、清水エスパルス)選手と、2002年韓国プロサッカーの最優秀選手(MVP)金大儀(キム・デウィ、29、城南一和)選手。
昨年、ワールドカップと韓国Kリーグでそれぞれ最高の活躍をしたこの二人が、コエリョ韓国代表監督に猛アピールした。コエリョ監督が観戦する中、12日、中国・大連で行われたアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝リーグB組の城南一和と清水エスパルスの試合。城南は昨年Kリーグチャンピオンであり、清水は天皇杯の優勝チーム。
安は、清水の攻撃の中心となり、後半8分に絶妙なシュートで先制ゴールを決めた。金もこれに負けまいと後半43分に決勝ゴールを決め、代表入りに強くアピールした。
試合は、2−1で城南の勝利。城南は安に先制ゴールを奪われたが、後半28分サーシャのPKで追いつき、金が勝ち越し点を決めた。清水は1分け1敗で敗退が決まった。
清水の攻撃をリードした安のプレーは、コエリョ監督の合格点を受けるのに十分だった。前半、2回のゴールチャンスがあったが、城南の厚いディフェンスに阻まれ得点に失敗した。しかし、後半、城南のゴール前で朴チュンギュン選手と李ソンウン選手を絶妙なフェイントで交わし、左足でシュートした。
金度勲(キム・ドフン)、サッシャ、申台龍(シン・テヨン)、李ギヒョン、尹晶煥(ユン・ジョンファン)選手など豪華メンバーが出場した城南は、終始優勢に攻め続けたもののなかなかゴールを割ることができなかったが、後半28分清水の池田のファウルでPKとなり、これをサーシャが落ち着いて決め、同点に追いついた。
さらに、金ジョンジェ選手の左サイドからのセンタリングを、金大儀が左足でシュート、だめ押し点を決めた。
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