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「対北送金は計5億ドル」 現代・鄭夢憲会長が明かす

「対北送金は計5億ドル」 現代・鄭夢憲会長が明かす

Posted February. 16, 2003 22:19,   

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現代(ヒョンデ)グループの鄭夢憲(チョン・モンホン)会長が16日、「北朝鮮関連の事業を独占する見返りに、北朝鮮に総額5億ドルを提供した」と述べた。

鄭会長は同日午後4時50分ごろ、金剛山(クムガンサン)陸路観光の実験観光を終えた後、韓国側の出入国連絡管理事務所(CIQ)を出るとき、取材陣にこのように話した。

鄭会長はさらに、午後6時、江原道高城郡(カンウォン・コソングン)の金剛山コンドミニアムで記者会見し、北朝鮮に5億ドルを提供した背景と資金調達の経緯などについて説明した。

14日行われた金大中(キム・デジュン)大統領の対国民談話に同席した林東源(イム・ドンウォン)大統領外交安保統一特別補佐官は「現代が北朝鮮関連事業を独占する見返りとして5億ドルを支払うことを約束したとの報告を受けた」と話している。

一方、現代峨山(アサン)の金潤圭(キム・ユンギュ)社長は14日、「北朝鮮に渡された5億ドルは、7大事業の確保に向けた見返りだった」とし、「事業権について、金正日(キム・ジョンイル)総書記から確認を受けた」と話した。

金社長はこの日の夜、金剛山海金剛号(ヘグムガンホ)ホテルで記者団に対して「事業計画書に合意した時、北朝鮮は今後どんな金(資本)が入ってきても(事業権は)現代に任せるとしていた」とした上で、「5億ドルは確保した事業権の性格に比べると、金とも言えない」との認識を語った。

金社長は続いて「日本が既に金剛山事業権を獲得するため、北朝鮮側と接触を繰り広げていたが『金剛山を日本に奪われることはできない』という故鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長の指示によって、事業権を急きょ確保した」とし、「日本の投資家らが、現代と北朝鮮が結んだ事業内容を全部知ってしまえば、北朝鮮に投資しなくなるだろう」との見方を述べた。

同社長は「送金金額は5億ドルで合っているのか」との質問に「戻った後、計算してみなければ分からない。現代峨山に金があったわけがない」と反論し、秘密資金の調達がグループレベルで行われていた可能性を示唆した。金社長は南北首脳会談の見返りだっとされる見方について、「現代と政府が首脳会談を金で実現させたとしたら、北朝鮮側の面子がなくなる」と否認しながらも「南北首脳の会談が、われわれの事業の保証になったはずだ」と付け加えた.



李康雲 成東基 kwoon90@donga.com esprit@donga.com