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北朝鮮への秘密送金事件めぐり対立続く

Posted February. 06, 2003 22:02,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領陣営と大統領府、そして野党ハンナラ党は、2235億ウォンの朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への秘密送金事件をめぐり、6日にも対立を続けた。

盧次期大統領陣営は、大統領府の関係者に対する国会での非公開証言に続き、与野党の合意に基づいて金大中(キム・デジュン)大統領が見解を示すことで、この問題を終結する方向で検討しているという。

大統領府は、対北朝鮮秘密送金事件の真相については公開しないとの姿勢を崩していないが、朴智元(パク・チウォン)大統領秘書室長や林東源(イム・ドンウォン)外交安保統一特補の国会での非公開証言を検討している。しかしハンナラ党は、金大統領の直接の釈明とともに、「独立検察官」制度を導入し事件の全容を明らかにするよう求めている。

盧次期大統領は、同日開かれた政権引き継ぎ委員会の全体会議で、「国会も、大統領府も、譲歩するところは譲歩し、協力するようお願いしたい。国会が適正な決定を下し速やかに終結してほしい」と述べた。

文喜相(ムン・ヒサン)次期大統領秘書室長内定者は記者とのインタビューで、「(金大統領の前日の言及は)逆に考えてみると非公開なら話すことができるということで、大統領の側近なら可能なはずだ。大統領の釈明は、最後の手順として考えられる」と話した。

盧次期大統領の政治顧問である民主党の金元基(キム・ウォンギ)議員も、記者に対し、「大統領であれ、ほかの当事者であれ、国民感情からして、政府が現在取っているような態度では国民を納得させることはできない。もう少し率直に、かつ、詳細に説明すべきである」と、大統領府に積極的な解明を求めた。

引き継ぎ委の林采正(イム・チェジョン)委員長も、SBSソウル放送局の時事番組に出演し、「大統領は方法に間違いがあったなら、間違いを認めた方がいいと思う」と語った。

しかし、大統領府の朴仙淑(パク・ソンスク)公報首席秘書官は、「前日の大統領の発言は、この問題を公開的に扱うのは望ましくないという意味だった。国会で議論が行われているため、この問題はもう少し見守る考えだ」と述べた。

ハンナラ党の金栄馹(キム・ヨンイル)事務総長は、「金大統領は国民の憤りが爆発する前に、すべてを明らかにした後、静かに国民の審判を待つべきだ」と主張した。



尹鍾求 jkmas@donga.com