Go to contents

珍島犬、登録のために英ケンネルクラブへ

珍島犬、登録のために英ケンネルクラブへ

Posted November. 18, 2002 22:41,   

한국어

珍島(チンド)犬(天然記念物53号)が世界的な名犬と肩を並べるようになった。

全羅南道(チョルラナムド)珍島郡の珍島犬試験研修所は、生後5ヵ月となった珍島犬の雄3匹と雌2匹を世界的権威の犬登録機関である英「ケンネル(kennel、犬の学名)クラブ(KC)」に登録するため、今月末英国に送ると18日、発表した。

珍島犬試験研究所とケンネルクラブの約定により今回選抜された珍島犬5匹は、英国でケンネルクラブの保護の下、来年3月、現地での品評会と展示会に参加し、1年余間、ケンネル会員の家で飼われる。その後、子犬が生まれた場合、珍島犬固有品種検査を経て、2004年頃ケンネルクラブに登録される。

1873年に設立された英ケンネルクラブは、米ケンネルクラブ(AKC)や国際畜犬連盟(FIC)と並んで世界3大犬登録機関であるうえ、最も歴史が長く登録しにくい機関として有名だ。英王室の支援を受けているケンネルクラブにはブルドック、グレイハウンド(英)、セパード、ドーベルマン(独)、秋田犬(日)など、世界的な名犬196種だけが登録されている。

ケンネルクラブに登録すれば、韓国にも国犬があることを世界に知らせることができ、1匹当たり2000〜3000ドルの高価で輸出する道が開かれるものとみられる。

珍島犬試験研究所は、珍島犬の固有品種を選抜するため、1998年から珍島で飼育している6000匹に、固有番号を入力している電子チップ(長さ2㎜)を皮下組織に移植して管理してきた。またレントゲン検査を通じて珍島犬の骨格の特徴を科学的に分析し、遺伝・病気の有無などを調べる多様な実験によって今度の5匹を最終選定した。

珍島犬試験研究所の李啓雄(イ・ゲウン)獣医師は「名犬として公式認定されれば『犬肉文化』で落ちた国家イメージの回復にも大きな力になるだろう」と話している。



shjung@donga.com