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大邱「カエル少年」は凶器で殺された 法医学チーム発表

大邱「カエル少年」は凶器で殺された 法医学チーム発表

Posted November. 12, 2002 23:06,   

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行方不明になってから11年ぶりに大邱市臥龍山(テグシ・ワリョンサン)の中腹で遺骨の状態で発見された、いわゆるカエル少年(カエルを取りに行って行方不明になったことから付けられた名前)らは殺害されたものだという法医学チームの調査結果が出た。

「カエル少年たち」の死亡原因を調べてきた慶北(キョンブク)大学法医学チーム(団長郭精植教授)は12日午後、慶北大学医学部の講義堂で、こうした内容の1次所見結果を発表した。

▲法医学の所見〓法医学チームの蔡鍾敏(チェ・ゾンミン)教授は「カエル少年の遺骨を精密鑑定した結果、禹哲元(ウ・チョルウォン、当時13歳)君の頭蓋骨から陥没の跡と先の鋭い凶器によって刺されたとみられる跡など、10ヵ所が見つかった。この跡は少年が死亡する前に外部から強い衝撃を受けたことを裏付けている」と述べた。

そして発見された頭蓋骨の陥没の跡などについて、国内外の法医学の専門家の諮問を受けており、その結果、彼らが殺害されたという確信を持つようになった。頭蓋骨の損傷がかなり深いことから、頭蓋骨内部の出血によって死亡したものと推定されるという。

また金鍾植(キム・ジョンシク、当時9歳)君の遺骨の腕のところに相手の攻撃を阻止しようとしてできたと推定されるヒビが入った(骨折)部分も発見されたという。

▲警察の捜査〓警察はカエル少年が殺害されたという法医学チームの調査結果を受け、この事件について、全面的な再捜査に乗り出すことにした。

警察は、誰かが少年を殺害したあと埋めたものと推定し、彼らの死亡経緯と動機を明らかにすることに捜査力を集めることにした。

警察は同日、法医学チームが「精神異常者や性格異常者が鋭いドライバーなど、凶器で彼らを殺害した可能性がある」という所見を提示したことを受け、この部分についても捜査することにした。

警察はまた、少年が行方不明になった大邱市臥龍山で、赤鹿の猟師が出没していたという当時の住民の話にしたがって、少年が銃で誤って殺害された可能性もあるとみて、達西区(タルソク)ソンソ地域の銃所持者120人を対象に聞き込み捜査を始めることにした。

▲遺族の反応〓遺族らは法医学チームがカエル少年が殺害されたと発表したことを受け、「警察の捜査が最初から間違っていることが、今度の発表ではっきりした」と怒りを募らせた。

金榮奎(キム・ヨンギュ)君の父親、金鉉道(キム・ヒョンド、58)さんは「殺害されたことが確認されただけに、警察が徹底的な捜査をして、犯人を必ず捕まえてもらいたい」と述べた。



鄭榕均 cavatina@donga.com