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崔圭善容疑者 金大中大統領のノーベル平和賞受賞のため多くの工作

崔圭善容疑者 金大中大統領のノーベル平和賞受賞のため多くの工作

Posted October. 09, 2002 22:58,   

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未来都市環境代表の崔圭善(チェ・ギュソン、あっ旋収賄容疑で身柄拘束)容疑者が、与党民主党の前身、国民会議で総裁補佐役を務めていた98年から99年までの間、金大中(キム・デジュン)大統領のノーベル賞受賞のために、外国の人脈などを活用し、積極的なロビーを働きかけていた事実が、同容疑者が作成した文書を通じて分った。

9日、発行された時事週刊誌「ニュースウィーク」の韓国語版(16日付け)によると、同容疑者は98年5月に作成した「Mプロジェクト」と「ブルーカーペット・プロジェクト」との文書を通じて「金大統領が2000年のノーベル平和賞を取るためには、外国人を活用した自発的かつ自生的な性格の組織を運営すべきであり、ノーベル平和賞を選定する5人の委員会などを対象に、集中的な渉外活動を行わなければならない」と提案した。

同容疑者は98年4月、ハーバード大法学部の教授を務めサウジアラビアのアル・ワリド王子の首席弁護士であるカリド・アブドゥラ・タリグ・アルマンソール博士とコンサルティング契約を締結し、金大統領のノーベル賞受賞を実現させるためのプロジェクトを実際に進めてきた。アルマンソール博士はアナン国連事務総長と非常に親密な仲だ。

崔容疑者との契約によって、アルマンソール博士は4月20日、崔容疑者に渡した細部の計画書で「金大統領の訪米(98年6月7日から9日間)時に、少なくとも3〜4の世界的な人権関連賞を受けなければならない」と述べている。

同誌によると、国連やハーバード大などが授与する賞が望ましい」と勧めたという。

崔容疑者は、大統領府青瓦台(チョンワデ)に提出するために作ったもう一つの報告書で、アルマンソール博士が、金大統領の国連人権賞受賞を進めるために、98年4月アナン総長とその代理人などと接触しており、その結果アナン事務総長側から「金大統領の訪米日程に合せて、国連人権委員会が適切に授賞日程を決めるように措置を取りたい」との立場を伝えてきた。

金大統領は、同年6月7日ニューヨークを訪問し、アナン事務総長に会い、国連国際人権連盟が授賞するその年の人権賞を受賞した。

「ニュースウィーク」はまた、崔容疑者が99年初め、ルーズベルト4大自由賞を金大統領に授賞させるために、ルースベルト財団のウィリアム・バンドン・ヒューブル理事長と接触し、この過程を当時の朴智元(パク・ジウォン、大統領秘書室長)大統領公報首席秘書官に報告したことが確認されたと伝える一方、崔容疑者が99年4月2日、朴首席に送ったファックスの写本など関連文書を公開した。



金昇鍊 李承憲 srkim@donga.com ddr@donga.com