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現代商船への巨額融資 わずか3日で決定 産業銀行

現代商船への巨額融資 わずか3日で決定 産業銀行

Posted October. 09, 2002 23:00,   

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国策銀行の産業銀行(産銀)は、現代(ヒョンデ)商船が4000億ウォンにのぼる当座融資を申請したのを3日で承認したのは誤っていたことだったと自ら認めた。

しかし、当時、産銀の総裁だった李瑾榮(イ・グンヨン)金融監督委員長は「産業銀行の現代商船への融資が適法に行われていないなら、わたしが責任をとって金融監督委員長を辞職したい」との意向を示し、議論が広がっている。

産銀の高官は9日「4000億ウォンにのぼる現代商船への融資は、通常1カ月程度の審査期間が必要とされるケース」とし「拙速で融資を行う過程で、関連規定に違反するなど多くの問題点があったはずだ」との見方を示した。

これは、融資関連の決定者だった朴相培(パク・サンベ)副総裁が、4000億ウォンの当座融資は取締役専決による正常な融資であり同過程で規定に違反していないと強調してきたのとは相反するもの。

同高官は「14日から監査院の監査が予定されているが、自主的な監査を通じて問題が発見されれば関係職員を問責し、その結果をすべて公開する方針を固めた。監査院の監査と検察の捜査を通じて結局、融資過程の問題点が明らかになるはずなので、事前に把握しようとするものだ」と説明した。

しかし、李金融監督委員長は「産銀の総裁として在任していた2000年6月に行った、現代商船への融資は、正常な手続きにもとづき適法に行われた。しかしポストへの未練はない」と述べた。

李委員長は、現代商船のメインバンクである外換(ウェファン)銀行ではなく産業銀行が融資を行った背景について「当時、外換銀行が経営評価を受けていて、融資を行える状況ではなく、唯一産業銀行だけが融資を行える状況だった」と強調した。

銀行口座を追跡しなければならないとの世論についても、同委員長は「大宇(デウ)グループの秘密資金事件の時は金融監督院が口座追跡を行ったのに、今回は何故行わないのかという意見は誤った認識だ。当時も口座追跡は、金融監督院ではなく検察が行った」と、金融監督院が銀行口座を追跡する可能性を一蹴した。



林奎振 金東元 mhjh22@donga.com daviskim@donga.com