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現代商船の00年6月報告書に3000億ウォン欠落

現代商船の00年6月報告書に3000億ウォン欠落

Posted October. 02, 2002 22:30,   

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現代(ヒョンデ)商船が2000年6月の上半期の報告書で、国策銀行である産業(サンオップ)銀行の当座融資金3000億ウォンを負債として記さず、粉飾会計を行ったことが分かった。

現代商船の半期報告書には、2000年6月末現在、当座融資金が1000億ウォンになっている。会計帳簿で欠落された3000億ウォンが、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に送金されたのか、それとも他の現代系列会社への支援に使われたのかについての疑問は、さらに膨らんでいる。粉飾会計の容疑が明白になったことによって、金融監督院の直接調査も避けられなくなった。

産銀は2日「現代商船が2000年6月7日に引き出した当座融資4000億ウォンのうち、3000億ウォンを満期(30日)の1日前である29日に返した後、30日に再び融資を受けている」とし「半期報告書に、この部分が抜けている」と明らかにした。産銀の鄭健溶(チョン・コンヨン)総裁も「現代商船が半期報告書に負債を1000億ウォンと記したのは、事実上誤っている」と話した。

現代商船は、当座融資金3000億ウォンを単に公示事項でだけ欠落させたのではなく、短期借入金の項目でも欠落させ、借入金の規模自体を縮小させている。現代商船の半期報告書には6月末、短期借入金1兆3346億ウォン、負債比率286%になっているが、産銀当座融資金3000億ウォンを含めると、短期負債1兆6346億ウォン、負債比率301%へと高まる。

現代商船は、99年の決算の時も、船舶と建物など有形資産の経済的耐用年数を延長、利益剰余金を3638億ウォンさらに増やす方法で負債比率を下げた。

耐用年数の変更は、たとえば建物の寿命を5年から10年に増やし、毎年の減価償却費を減らすもので、企業が利益を膨らませるために最も頻繁に使っている手段だ。



金斗英 nirvana1@donga.com