対称をなす両手と両足の大きさが目立って異なる人は、恋をするとき嫉妬心の激しい愛人になるという研究結果が出た。
カナダ東海岸ノヴァスコシア州の州都ハリファックスにあるダルハウジー大学のウィリアム・ブラウン博士のチームは、対称をなすべき手足などの身体機関が非対称の人は嫉妬心が強いという研究結果をまとめた。
研究陣は、同性愛者でない男女５０人を調べた。調査対象の手と足、耳など二つが対称をなす身体機関の大きさを測定し、彼らが恋をするときに感じる嫉妬感情について質問した。その結果、この二つの要素の間には強い相関関係があることが分かったという。
ブラウン博士は、「子宮の中でのホルモンの不均衡のために非対称の手足を持って生まれたり、成長する過程でそうなる。それが、嫉妬心の深い人にしていく」と述べた。
研究陣は、対象者たちが仕事など他の領域でも平均以上に嫉妬心が強いのかも調べた。しかし、嫉妬心は、恋愛に関する領域でのみ確然と表れた。
ブラウン博士は、今回の研究結果は、非対称的な人が魅力的でないという以前の研究結果を裏付けるものだと説明した。これまでの研究では、両手の大きさが異なる人は、異性にとって魅力的でなく、生殖能力が落ち、健康でないということが分かっている。魅力的でないため、焦りを覚え嫉妬心が強まるという。
ブラウン博士は、「もし、嫉妬心が愛人をしばりつける戦略ならば、浮気をよくする人ほど、むしろ嫉妬心が強いだろう」と語った。
研究結果は、科学専門誌「ニュー・サイエンティスト」の最近号に発表された。
蔡智榮 yourcat@donga.com
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