平和のダムの補強工事が、当初の日程より1週間以上繰り上げて完成する見通しだ。
イム・テギュン平和のダム補強工事現場所長は8日「当初20日の完了をめどに進められてきた補強工事が、順調に進んでいる。コンクリートの重ね塗り工事は15日頃、捨石堆積の1期工事は12日頃にそれぞれ完了する」と述べた。
イム所長は「この調子なら、捨石堆積の2期工事も完成予定日(7月20日)より繰り上げることができる。 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側が、3日から金剛山(クムガンサン)ダムの水位調節のために水を放流しているが、工事にはまったく支障はない」と述べた。
平和のダム補強工事は、今年の初めに北漢江(プクハンガン)上流にある北朝鮮の金剛山ダムの上部に破損が見つかり、崩壊の恐れがあるという指摘によって推進された。
工事は、北朝鮮側から大量の水が下流の平和のダムに流れ込んでもダムが崩壊しないように、ダムの上部を厚さ70cm、幅12mのコンクリートで重ね塗りし、ダムの南方下段に大きな岩を積み上げる捨石堆積方式で行なわれている。
黃在成 jsonhng@donga.com