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金剛山観光代金は8億近く、4億ドルは軍事転用

金剛山観光代金は8億近く、4億ドルは軍事転用

Posted March. 27, 2002 09:34,   

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米国中央情報局(CIA)と在韓米軍司令部は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が98年から金剛山観光事業の代価として受取った現金4億ドルを軍事用に転用したと信じていることが分かったと、米国議会調査局(CRS)が25日発表した。

CRSは5日、議会に提出した韓米関係の報告書でこのように述べて、消息筋のことばとして現代(ヒョンデ)が秘密裏に提供したものを含めると事業代金は8億ドルに近いと付け加えた。

報告書は、CIAがこのような内容のメモを昨年2月韓国政府に伝えたが、金剛山観光事業を包容(太陽)政策の主な業績として挙げている韓国側は、この事業に財政支援を行うことにしたと伝えた。

また、米政府は金大中(キム・デジュン)大統領の包容政策の中で、南北鉄道連結、離散家族の再会などについては支持するものの、北朝鮮をテロ国家のリストから外すといった事柄については留保的だとしている。

CRSによれば、米国は通常兵器の削減と軍兵力の後方配置についての条項のない、平和協定は間違った安保観を与え、米軍駐留について韓国の世論や政治的支持を損なうことを懸念している。

これと関連して以前から通常兵器を対北外交の主要争点とすると明かしているブッシュ政権は、これを嫌う韓国側によって通常兵器交渉に対するイニシアチブを取れずにいると報告書は述べている。

韓国の高官は通常兵器交渉が、2003年2月の任期終了前に南北平和協定を締結しようとしている金大統領の目標を一層難しくものとすると懸念していると報告書は指摘している。



韓起興 eligius@donga.com