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日本、H2A試験機2号機の打ち上げに成功

日本、H2A試験機2号機の打ち上げに成功

Posted February. 05, 2002 09:29,   

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日本の宇宙開発事業団(NASDA)は、4日午前11時45分、新型の大型ロケットH2A試験機2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)で打ち上げ、搭載した2つの実験衛星の軌道投入に挑み、うち少なくとも1機を計画した高度まで運ぶのに成功した。もう1機の衛星は、分離したかどうかが確認されていない。

このため今回の打ち上げが「ほぼ成功」という評価と、「半分の成功に過ぎず、日本の商業人工衛星の打ち上げ事業に悪い影響を及ぼす」という食い違った評価が出ている。

日本は昨年8月、H2A1号機の打ち上げに成功したが、実験衛星を搭載した大型ロケットの打ち上げは今回が初めて。2機の実験衛星はそれぞれ大気圏への再突入時の熱防御システムと、半導体の宇宙での耐久性を実験するためのもの。

日本は今回の打ち上げに成功すれば、106億円の打ち上げ費用(人工衛星の制作費用を除く)を85億円まで減らし、商業用人工衛星の打ち上げ事業に参加する計画だった。NASDAは今回の打ち上げを最後に実験を終えて、2006年までに軍事、環境、気象衛星などを搭載した9機のロケットの打ち上げ計画を予定通り進める方針だ。

H2A2号機は液体水素を燃料とする全長57メートル、直径4メートル、重さ350トンの2段式ロケットだ。失敗したH2ロケットの燃料噴射装置を大幅に改良しており、固体燃料入りの米国の補助ロケット4機を初めて装着し、推進力をH2A1号機の3.7トンから4.6トンへと高めた。

ロケットを発射してから46分後に分離され軌道への投入が確認された実験衛星「MDS1」は高度3600キロで約1年間軌道上を周回し、放射線の影響などのデータを取得して地球に送信する予定。



ksshim@donga.com