Go to contents

政府、W杯とアリラン祝典の連携推進へ

Posted January. 26, 2002 10:38,   

한국어

政府は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が、4月29日から6月29日まで、平壌(ピョンヤン)で開催する「アリラン祝典」と韓国で開かれるワールドカップ(W杯)大会(5月31日〜6月30日)を連携する観光事業の推進に向け、すぐにも南北当局間の接触を進める方針であると明らかにした。

政府高官は、25日「アリラン祝典とW杯を連携させれば、南北いずれにも利益になる」としながらも「ただこの問題は、当局間の合意が必要なだけに、現実的な問題を検討していく必要がある」と述べた。

さらに「(南北が)観光客を交流させることは肯定的だ。アリラン祝典は、韓国W杯に冷や水を浴びせるというよりも、北朝鮮が対内的には体制の結束を、対外的には経済的実利を確保するために開催する複合的な性格の行事である」と語った。

政府は、北朝鮮側が、W杯の観光客や韓国の団体を誘致する連携観光を提案してくる場合、板門店(パンムンジョム)や金剛山(クムガンサン)観光ルートを活用する案などを北朝鮮側と協議する方針だという。

しかし、連携観光が実現しても、北朝鮮が友好的な韓国の民間団体だけを選別して招待する場合、昨年平壌で開かれた8・15民族統一大祝典のように、韓国社会内の理念かっとうを引き起こす可能性が高いという点で、難航が予想される。

これについて中央大学の諸成鎬(ジェ・ソンホ、法学部)教授は「政治的意味があるアリラン祝典とW杯を連携することは、太陽政策の成果を示すための即興鄭な発想という感じがする。南北関係を単発に終らせないためにも、政権末期に、南北関係を政治目的に利用してはならない」と述べた。

政府は、25日、洪淳瑛(ホン・スンヨン)統一長官の呼びかけで、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、昨年、実現しなかった第4回離散家族相互訪問を旧正月(2月12日)前後に再開させるために、来週早々にも大韓赤十字社を通じて、北朝鮮側と相互訪問の日程を再調整することで意見の一致をみた。



李鍾鎡 taylor55@donga.com · 金影植 spear@donga.com