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炭そ菌Q&A

Posted October. 16, 2001 10:37,   

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Q—人の炭そ菌感染経路は?

A「炭そ菌感染経路は3つ。炭そ菌に接触すれば傷ついた皮膚を通して、空中の炭そ菌を吸い込むと呼吸器を通して、炭そ菌に感染した動物の肉に十分に火を通さず食べると消火器を通して感染する」。

Q—なぜ「白い粉」なのか。

A「培養された炭そ菌を乾燥させて胞子状態にすると、白またはベージュ色になる。最近の事例から見られるように、小さな封筒にこの白い粉末を入れて郵便物として送ると、少数の人々を感染させることができる。白い粉に化学物質を混ぜて液状にし、飛行機から撒くと都市全体が感染しかねない」。

Q—炭そ菌は、生物兵器としてどれくらい危険なのか。

A「炭そ菌を空気に散布する場合、無色無臭なため、感染した人は症状が現れるまでまったく気付かない。炭そ菌の胞子は、室外で空気中に撒けば24時間生命を維持し、室内でばら撒けばそれより若干長く持ちこたえることができる。土の中では100年近く生命を維持することができる」。

Q—炭そ菌は人にとってどれだけ致命的か。

A「最も致命的な場合は、呼吸器を通した感染だ。初期に適切な治療を受けないと、致死率は、呼吸器感染の場合90%、消化器感染の場合は25〜60%、皮膚感染の場合は約20%だ。炭そ菌感染は、7〜10日程過ぎれば症状が現れ始める。初期症状は、熱やせき、疲労感など風邪と似ていることから気付きにくいという点が問題。60日程過ぎると、皮膚の脱色や呼吸困難など、症状が悪化し死亡に至る」。

Q—伝染もするか。

A「伝染しない。感染者が他の人に菌を移すことはない」。

Q—治療方法は?

A「ペニシリン、シプロキサンなどの抗生物質を使えば、治療が可能。米国は現在約200万人を治療できる量の抗生物質を保有している」。

Q—予防接種のためのワクチンはないか。

A「米政府からワクチン製造許可を受けた唯一の業者バイオフォト社が数年前、食品医薬局(FDA)の安全検査を通らなかったため、ワクチン製造を完全に中断した。今は米軍が少量のワクチンを持っているのみ」。



申致泳 higgledy@donga.com