Go to contents

タリバーン「最後まで戦う」

Posted September. 22, 2001 09:24,   

한국어

アフガニスタンを実効支配するタリバン政権は結局、米国を対象とする「聖戦(ジハード)」を選んだ。

タリバーン政権は21日、ブッシュ米大統領の「オサマ・ビンラディン氏の引き渡し要求」の最後通告を一言で拒否した。

ザイーフ駐パキスタン大使はこの日、ブッシュ米大統領の議会演説後、パキスタンのAIP通信との会見で「(ブッシュ大統領の要求を受け入れるのは)不可能だ」と明らかにした。ザイーフ大使は「ビンラディン氏と関連する我々の態度は変わらない」とし、「氏を米国に引き渡したり国外に追放するのはイスラムに対する冒涜だ」と主張した。

これに先立ってブッシュ大統領はこの日、上下院議員全員が出席したなか、議事党で行った演説を通じ、タリバーンにビンラディン氏とその支持者を即刻に引き渡すよう促した。

ザイーフ大使はタリバーン政権の対外窓口の役割を担っているため、大使の発言はタリバーン政権の公式立場を表明したと見なしている。

同大使はまた、「ビンラディン氏が自らアフガニスタンを離れない限り、我々が氏に出て行くよう要求することはない」と述べた。これは先日に開かれた宗教指導者会議から出された「ビンラディン氏に自発的な出国を働きかける」という内容の決意案をタリバーン指導部が受け入れないという方針を明かしたもの。

ザイーフ大使は会見で「問題はビンラディンではなく、米国がイスラムを攻撃するため、ビンラディン氏を理屈に使っているだけ」だとし、イスラム圏の共同対応を間接に求めた。

これまでタリバンは「ビンラディンがテロに関連があるという明確な証拠を提示すれば、氏を引き渡す」としており、解析によっては交渉の余地があるような態度を示してきた。

20日、宗教指導者会議でビンラディン氏の自発的な出国を決意した内容も同じ脈絡。このため、「タリバーンが戦争準備を備える時間を得るため、遅延戦術を利用した」という疑いを受けてきた。

これを受けて過去よりはるかに重みのあるザイーフ大使の発言はタリバン政権が本格的に戦争を備えて準備が終わったという事実を反映するもので分析されている。

同大使は「我らイスラム教に向けてすべてを犠牲する覚悟である」とし、「タリバーン戦士らはイスラムを冒涜する者があれば誰にでも聖戦を行う方針だ」と誓った。



洪性哲 sungchul@donga.com