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瞑想—運動で生活習慣病を治せば、うつ病も一気に解決

瞑想—運動で生活習慣病を治せば、うつ病も一気に解決

Posted February. 13, 2008 07:37,   

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見た目は元気な人が治療を受けに病院を訪れる。それもあえて、ガン、心血関係の病気など、重い病気を主に取り扱う大きな大学付属病院に行く。とはいえ、これを過剰な診療だとはいえない。最近、医学界が注目している「生活習慣医学」は、病気を治すことより病気を予防することにより多くの投資を行うべきだと訴えているからだ。

ソウル江南聖母(カンナム・ソンモ)病院のライフスタイルセンターは、韓国の生活習慣医学の震源地ともいえる。2年前にオープンしたときは、「パッとしない」クリニックの名前のために誰も気に留めなかったが、最近は客足が急増している。

●心身—栄養—運動の3段階オーダーメード型診断処方

ライフスタイルセンターは、病気にかかってこそいないが、病気になる可能性の高い人たちが主な顧客だ。今の段階では病気ではないが、コレステロール、血糖値、血圧、肥満の数値が正常範囲を超える「半健康人間」がその顧客だ。病院の検査で病気が発見されてはいないが、頻繁に疲れを覚えたり、ストレスがたまる人もよく足を運んでいる。

同センターは、「先進国型オーダーメード処方」を売り物にしている。現代医学だけにこだわらず、瞑想漢方医学食餌療法など、補完代替医学も融合させた。

患者は、まず江南聖母病院の総合検診センター内の統合医学クリニックで医師と相談を行う。続いて、血液、小便、ストレス、心理、体力、栄養検査を受け、その結果によって診断治療を受ける。診断治療は、大きく瞑想、栄養、運動の3分野に分かれる。患者の状態によって一分野のみ処方されることもあれば、3分野いずれも診断治療されることもある。

瞑想プログラムは、医師以外に心理学の専門家たちも係わる。心理状態をリラックスさせるため、先端脳波訓練システムである「ニューロフィードバックシステム」を活用する。同システムは、憤りとストレスを減らし、慢性疲労、頭痛、恐怖、憂鬱感など、精神的な緊張感を解消するのに効果的だといわれている。

栄養プログラムは、患者が直接自分に合う栄養食を作って食べる現場実習中心に行われる。運動プログラムは、患者の体力と体の調子にあわせ、医師と専門トレーナーが運動種目と強度を決めて、管理する。

●薬物以外の治療法を積極的に開発

同センターは、薬以外に治療法のない患者に対してもオーダーメード型治療を試みている。50代後半のA氏は、最近肝臓ガンと診断され、抗癌治療を受けたが、絶望感に打ちひしがれている。病院では、抗がん剤を投与し、周期的に検査したがほかの治療は行っていない。「このまま死んでしまうのでは」と不安な思いに駆られるとうつ病になってしまった。

そうしているうちに、A氏は同センターを紹介された。主に瞑想プログラムを利用した。最近、A氏は心の安定を取り戻し、ガンを克服できると考え、積極的に闘病生活をしている。

40代前半のリューマチ患者のB氏は、病院から薬物を処方されて服用していた。ところが、一向も症状が改善しなかった。かえって歩くことさえできなくなった。B氏も、同センターを訪れ、栄養と運動管理プログラムを利用した。

その結果、関節痛が和らぎ、関節の運動範囲が広がり、次第に病状が好転の兆しをみせている。体の調子がよくなると、自信もでてきた。B氏は、これまでにも増して元気を取り戻した。

●利用料はやや高め

ライフスタイルセンターで診療を受けると、健康保険が適用されない。毎週1回ずつ3ヶ月利用するのを基準に瞑想=80万ウォン、栄養=90万ウォン、運動=70万ウォンだ。施設を利用せず、訓練方法だけを教わるのにも40万〜50万ウォンがかかる。

検診は、江南聖母病院の統合医学クリニックで、プログラムは病院から3km程度離れたライフスタイルセンターで行われる。患者は、病院とプログラム施設を行き来しなければならない。

これについて、金慶洙(キム・ギョンス、家庭医学科教授)ライフスタイルセンター副所長は、「来年5月江南聖母病院が、ソウル聖母病院に拡大・開院する際に病院内にセンターを作る計画」と話した。02−590−4984



corekim@donga.com