Go to contents

多様なインプラント、健康や口の中の状態に合わせて選ぼう

多様なインプラント、健康や口の中の状態に合わせて選ぼう

Posted January. 23, 2008 07:38,   

한국어

かつて、糖尿病や高血圧、心筋梗塞患者や免疫力の弱い年寄りたちは、インプラント手術が難しかった。外見に気を使う人たちもどこか不自然に見えるという理由で、インプラント手術を好まなかった。しかしいまは、慢性疾患者のための「クギ型インプラント」や「レーザーインプラント」、手術後直ちに使える「即座機能のインプラント」など、患者の健康や口の中の状態に合わせた、さまざまなインプラントを選べるようになった。自分にあうインプラントを選んでこそ、副作用を最小限にとどめ、心理的な満足感も大きい。

●「糖尿病患者ですが」→クギ型・レーザーインプラント

インプラント手術の過程で、メスで歯茎を切開し、ドリルで歯茎の骨にあなを開ければ、痛みや出血が生じる。かつて、糖尿病や心臓疾患、高血圧など、敏感で免疫力の弱い病気の患者たちがインプラントを嫌がる理由だった。成功率も健常者より低かった。

糖尿や高血圧などの慢性疾患がひどい場合、インプラント手術は避けたほうがいい。それでも受けたければ、専門家と相談した後、「レーザーインプラント」か「クギ型インプラント」かを選んだほうがよい。

レーザー自体の殺菌力で傷口が早く治り、ばい菌への感染の危険性も低い。

しかし、200〜350万ウォンの一般インプラントより、手術費が50万ウォン程度高い。一部の専門医たちは、「最近、患者からはほとんどがレーザーでやってほしいといわれているが、ショベルでもできるものを、掘削機でやるのと同様だ」とし、「医師と相談した後、必要な患者にのみやったほうがいい」と話した。

「クギ型インプラント」は上の柱(支柱)が一定の角度で削られているインプラントの内壁に入り、適正地点で相互の働く力が同一の際、カギがかかるような原理を利用する。インプラントと柱の結合が隙間なく成されるので、ばい菌の浸透でインプラント周辺で炎症を起こす危険性は少ない。

しかし、隙間がないだけ緩衝地帯がなく、いくつかを同時に行うとき、手術の精巧さは落ちる。コストは1個当たり200万〜300万ウォンで、一般のインプラントとは大差がない。

●「奥歯が抜けました」→ショットプラント

歯茎の骨が足りなければ、インプラント手術の前に移植しなければならない。特に、奥歯は歯茎の骨の深さが浅く、一般のインプラント(長さ12ミリ前後)を植えづらい。長いインプラントが下あごの神経を傷つけて、神経麻痺の症状を引き起こしかねない。歯茎の骨の移植のためには、手術の期間や費用が増えることになる。

長さ6ミリの「ショットプラント」は、歯茎の骨の足りない患者たちが、歯茎の骨の移植なしで手術を受けられる。ショットプラントは根っこが浅いだけに上部を支えるため、一般インプラントとは違って、円盤を何層も重ねる「円盤型結合構造」となっている。インプラントと歯茎の骨の接触面積を最大限広げる働きをする。しかし、一般インプラントより寿命が短いという欠点もある。費用は1個当たり200万〜300万ウォンだ。

●「明日面接ですが」→直ちに機能するジルコニアインプラント

前歯の損傷は、話すときや笑うとき、最も先に露になる部位だけに、人の印象を決定付ける。

面接を控えている求人者や、社会生活を営んでいる会社員は、短時間で手術できるインプラントを求める。

「即座機能のインプラント」は、一日だけで外形上、自分の歯と同じ形で完成できる手術だ。

インプラントを植え付けた後、ただちに柱を打ち人口葉をつける。普通、インプラントが骨に堅くつくまでは2〜6ヶ月ぐらい待たなければならないが、この過程を省いたものだ。

歯茎の炎症がひどかったり、歯茎の骨の消失程度が大きい場合は、手術が難しい。早めに歯をつけるので、インプラントそのものの力が弱く、費用も1個当たり350万ウォン以上で高いほうだ。

「ジルコニアインプラント」は、「セラミック」で柱や人口歯を作る方式だ。主に、前歯に使われる。従来の金属支柱より5倍程度強く、光がよく通り、自然歯にもっとも近い。一般のインプラントより20〜30%以上高く、1個当たり500万もするケースもある。セラミック材質のため、精巧な操作は難しい。

●「安いほうがいい」→シルバーインプラント

年寄りたちは抜けた歯が多すぎて、費用の負担も大きい。また体力が弱く、長時間の手術には耐えづらい。このような場合、前歯や周辺部に4つだけインプラントを植えて全体の歯をカバーできる固定型人工歯をかぶせる、「シルバーインプラント」(別名、インプラントの入れ歯)を利用する。費用の負担を大幅に減らすことができる。入れ歯全体に約800万ウォンがかかる。

20〜30代の若年層のうち、八重歯や親知らずがある状態で歯をなくした場合。インプラント手術なしの矯正治療で、空いたスペースを埋めることもできる。奥歯が虫歯でなくなっていれば、親知らずを前のほうに引っ張って、あいたスペースを埋めるやり方だ。



zozo@donga.com