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アンコール・ワットの神秘に魅せられる最高のファミリー・リゾート

アンコール・ワットの神秘に魅せられる最高のファミリー・リゾート

Posted November. 30, 2007 03:09,   

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旅行を楽しむためには、質問をたくさんしなければならない。質問に対する答えを求める過程で旅行の楽しみや興奮を感じるからだ。また知識が増えるにつれ、喜びも増す。そのような点で旅行は記者の仕事に似ている。記者は質問をする職業だからだ。

▲タイ人の微笑み、果たしてどこから来るのだろうか〓微笑みの国、タイ。タイ人の顔から離れないその善良な微笑みは果たしてどこから来るのだろうか。このような質問に対する答えを通じて、タイに対する理解がもう少し深まった。おかげで、タイが東洋と西洋を問わず、最も安らかなリゾート休養地として君臨するようになった背景が分かってきた。

タイ人の微笑み。そこにはいろいろな意味合いがあるが、正反対に何の意味もない場合もあるから、外国人の目では理解するのが容易でない。バナナの皮のため足を滑らす姿を見てただ笑っていれば、それは安否を問う微笑みだ。ミスについて謝罪する人に笑顔で答えれば、それは許しの意味だ。自分の親切に感謝する人に投げかける微笑みは照れくさいという印だ。意見の衝突がある時の微笑みは、後で後悔するかも知れない言葉は避けたいという回避の微笑みだ。そして困惑させられる状況での微笑みなら、過ちを認めると同時にこれを直すという積極的な意味まで含む。この質問を通じて、タイ人の心理を理解するようになったことよりさらに大事なことがある。それは微笑みもあくびのように伝染性があるという事実だ。「笑う顔に唾は吐けない」という格言が常夏の国・タイでは、「微笑みはまた他の微笑みを生む」に昇華した。そのようなタイでの休息が楽しくないわけがない。青空の熱い太陽の下、すばらしい海辺で、いつも微笑みを浮かべている人々の中で、ごろごろしながらゆっくり休めるのだから。

▲「最高のリゾートは、海と湖を兼ね備えている海辺」〓韓国の花津浦(ファジンポ)についての記事で西洋人が探し求める最高のリゾートの条件が「湖と海を兼ね備えた海辺」と書いたことがある。花津浦と元山(ウォンサン、北朝鮮)を見ると分かる。元山の明沙十里(ミョンサシムニ)浜辺は、1930年代韓国を訪れた外国人宣教師が夏の休暇地として選択した最初の休養地だ。後ろには湖、前には海が広がっている、松林を隣り合わせにしている金色の砂の海辺だった。花津浦もまったく同様だ。中日戦争を挑発した日帝が明沙十里に飛行場を建設したため、宣教師の別荘は花津浦に疏開された。花津浦も同じで、前には海、後ろには湖で松林が広がっている海辺だ。花津浦の金日成(キム・イルソン)の別荘と李起鵬(イ・ギブン)の別荘はいずれも外国人の宣教師が使っていた別荘だ。

数知れないリゾートが長々と軒を連ねているタイ・アンダマン海のプケット島。その中でもこのような最適な条件を満たしているところがたった1ヵ所ある。プケットのラグーンだ。ラグーンとは海辺の沙柱によって形成された湖で潟湖のことを言う。花津浦も同じく潟湖だ。その潟湖の周りには全て5つのリゾートがある。この中で海辺に面しているリゾートは1ヵ所だけだ。プケット・ラグーンの「ラグーナプケット・ラグーナビーチ」がそれだ。

▲消えた密林の王国、アンコール・ワットをテーマにしたプケットのラグーナビーチ〓アンコール・ワットほど西洋人に東洋に対する不思議な魅力を感じさせる遺跡もあまりない。それで、アンコール・ワットは世界の様々なリゾートでテーマに用いられた。代表的なのが南アフリカ共和国の超豪華カジノホテルの「ザ・パラス・オブ・ロースト・シティー(The Palace of Lost City)」だ。アンコール・ワット寺院をそのまま形象化した建築は華麗さを超えて幻想的だ。

プケットのラグーナビーチは、アンコール・ワット(寺院)とアンコール・トム(城)から水と関連した遺跡ばかりを選び出してウォーターパークと庭園に応用したリゾートだ。広い屋外プールは、狭い水路を通じて庭園のジャグジーにつながっており、その水路に従って泳いでいると、水路の両面の壁に飾ってある多様な彫刻と生い茂った森の陰のため、アンコールの遺跡を直接探険しているような神秘感まで感じられる。また、アンコール遺跡の中で一つの象のテラスを連想させるように、毎日午前、子どもプールでは象と一緒に水泳を楽しむプログラムまで用意されている。

▲PICの安らかさが目立つファミリーリゾート〓プケット・ラグーナビーチのプールは一つのウォーターパークだった。スクーバダイビングやウィンドサーフィーンが習えるプールとウォータースライドなど全部で30余りの施設が整えられている。またPICグァムとサイパンで見たクラブメイトのようなSRC(Sports Recreation Coordinator)が常住して、休みの楽しさをアップしてくれる。

客室(254個)は最近リノベーションを終えて、室内は新しいリゾートにふさわしく、高い品格で作られた。タイの伝統的な雰囲気が溢れる室内には専用のバルコニーとテラスがあって、外の展望を楽しむことができる。特に、目を引くのは、室内に設けられているタイ伝統の応接間である「デン」という空間だった。床に座って暮らす我々の座敷文化にぴったりの施設だった。プケットのラグーナビーチには宿泊客のための配慮が随所で発見される。キッズクラブ(4〜11歳)もそのうちの一つだが、特別なイベントがない限り無料となっている。早期英語教育の実施以後は、子どもの言葉のハードルまで崩れていく傾向なので、韓国人の宿泊客も関心を持つ施設になった。運営時間は、毎日午前9時〜午後12時、午後12時〜午後5時で、週末の金曜日には夜(午後6〜9時)までサービスする。また、他の配慮はチェックアウトの時間(普通は午後12時)を午後2時まで遅らせてくれること。もちろん、他の事情が許す枠内なので事前の確認は欠かせない。ちなみにここはPICの姉妹リゾートだ。

▲グルメとアロマセラピーで倍増する休息の楽しみ〓リゾート休息の楽しみの一つはグルメだが、このリゾートの食堂4つの中でステークとロブスターを出すグレインジ・グリルはそのような幸せを味わわせてくれる素敵な食堂だった。即席でグリルで焼いて仕上げる温かい食べ物にワイン一杯は、また別の楽しみを提供する。湖畔の水辺に位置しているタイ伝統の食堂「リムタレ」で楽しむ海産物料理も忘れられない。この二つの食堂は夜だけオープンするディナー専用の食堂なので、ドレスコード(規定の服装)を守ることになっている。宿泊客の中でゴールドカードを持っている場合にはジュース一杯とソフトドリンクまたはビールが無制限に提供される。湖畔の一本道は、散策路としてももってこいだ。その湖畔をぶらぶらしていたところ、人通りの少ないところにあるすばらしいタイ伝統の建物を発見した。アンサナ・スパだった。ここは世界的に名声の高い高品格のチェーンスパだ。寂しいムードさえ漂う物静かな湖畔のタイ伝統の家屋で、アロマの香りに包まれたままセラピートリートメントを受けていると、まるで時間が止まったような気がしてきた。湖畔の休息場所としては最適だ。

最後に一つ。ラグーンのボートツアーも忘れずに体験してみよう。大きな湖の周辺に計5つのリゾートがあり、そのリゾートは無料で運航されるボートで行き来できる。出発場所に戻るのに1時間かかる。隣のリゾートに降りて食事も楽しみ、買い物もできるから一味違った楽しみが味わえる。気になることがあれば、韓国人のスタッフに聞けばOKだ。2人が勤務中である。



summer@donga.com