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47km金色浜辺…自然とテーマパークなど魅力的な最高リゾート

47km金色浜辺…自然とテーマパークなど魅力的な最高リゾート

Posted October. 19, 2007 03:45,   

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「The Biggest island, the smallest continent」(世界で最も大きい島、世界で最も小さい大陸)。オーストラリアを指す言葉だ。「五大洋・六大州」の地球で、オーストラリア(オセアニア大陸)は島ではなく、「六大州」に含まれる。

●オーストラリア大陸開発の歴史、カンタス航空

1786年からニューサウスウェールズ州に罪囚の送り出しを皮切りにオーストラリア大陸の経営に乗り出した英国。20世紀の幕開けとともに英国は悩みに陥った。土地はとても広大で、大陸の中心は砂漠であり、ブリスベン北部の東部海岸はグレートバリアリーフがあって船舶の出入りが難しかったからだ。英国王室は空軍操縦士2人をオーストラリアに派遣した。大陸経営のための必須条件である道路網の拡充のための踏査がその任務だった。

彼ら二人は帰国して報告を終えた後、転役を申し込んだ。退役するやいなや、彼らはオーストラリアを再び訪れており、直ちに航空会社を設立した。大陸北部(現在のノーザン・テリトリー州)のダーウィンとグレートバリアリーフ海岸の中心観光地ケアンズ(クィンズランド州)を行き交う郵便物の配達が主な業務だった。当時、ダーウィンはインドネシアから引っ張った海底ケーブルで英国と電報通信が可能だったオーストラリア唯一の通信ポストだった。ケアンズは熱帯プランテーション作物(砂糖黍、熱帯果物)を運んだグレートバリアリーフ海岸の唯一の貿易港だった。

彼らはダーウィンで主にモルス信号に伝えられた電文を書き写した手紙と書類を貿易港のケアンズに配達する郵便事業で大金を儲けた。航空会社の名前も「クイーンズランドとノーザン・テリトリーを行き交う航空サービス」(Queensland And Northern Territory Aerial Services)とした。この航空会社の頭文字は「QANTAS」だった。オーストラリア国籍の航空会社であるカンタスの始まりはこうだった。

●サンフランシスコに似ているブリスベン

港の都市シドニーは「世界3大美港」だ。その美しさは、複雑な海岸線に由来する。その醍醐味を見たければ「ハーバーブリッジクライミング」がもってこいだ。海を横切るアーチ型橋の鉄骨構造物の頂上まで歩いて登るツアーだ。水面上134m地点のアーチの頂上に立つと、海とシドニー港が360度に見渡される。

ブリスベンの美しさは一味違う。シドニーがニューヨークなら、ブリスベンはサンフランシスコだ。流麗に曲がって都心を貫くブリスベンの川辺の風光は最高だ。ギリシア復古風の市庁舎に象徴される都心(キングジョージ広場)は静かで上品できれいだ。一方、サウスバンクに象徴される川辺都市の風光はまるで公園のように可愛らしい。

サウスバンクこそ爽やかな都市ブリスベンの魅力が発散される所だ。どれほど魅力的だったかといえば、ここを訪れた初日、引退後の定着地の一つに考えたほどだ。サウスバンクの名所はパークランドだ。1988年に世界エキスポが開かれた所で、川辺にカフェーとレストランが、自転車道路や散策路とともにある。ここは週末には市民たちがよく訪ねるピクニックの場所だ。バーベキューの火鉢にガスバーナーまで設置されているほど市民に対する思いやりが印象的だ。

ブリスベンは天気も、気候も良い。温帯性のシドニーと違い、亜熱帯性でいつもパームツリーの葉が揺れる都市で、寒さなしに過ごすことができる。海が近いが、大きく影響を受けない。モートンとサウスストラドブロークの二島が太平洋の風と波を塞いでくれるためらしい。

●ブリスベン周辺のアイルランドリゾート

モートン島にはタンガルーマリゾート、サウスストラドブローク島にはクーランコーブリゾートがある。面白いことに、これらのリゾートのテーマはすべて「環境にやさしい」だ。タンガルーマリゾートのモートン島は全体が砂丘地形の国立公園だ。一方、クーランコーブリゾートのサウスストラドブローク島は熱帯雨林が生い茂っている。休憩と野外活動がこの自然環境の中で行われる。

タンガルーマリゾートは地球上唯一、野生イルカと休養客の出会いが行われるエコツアー(生態観光)リゾートだ。毎晩7、8匹が十数年目リゾートを尋ねる。夜には浜辺でこの珍しい訪問者に休養客が直接魚を与える体験イベントが行われる。クーランコーブリゾートはエアコンの代わりに自然の換気構造を取り揃えた森の中のまる太屋、エネルギーの消耗量を客室のモニターを通じて確認する豪華なウォーターフロントホテルで有名な所。熱帯雨林の体験、真夜中の天体観測、浜辺散歩とサンセットクールズなど自然を楽しむイベントが多い。

●47kmの金色の砂浜辺、ゴールドコースト

ブリスベンから南に70kmほど向かうと、金色の砂浜辺が美しい休養地、ゴールドコーストが現れる。3万kmのオーストラリアの海岸のうち、最も美しいと言われる所だけにオーストラリアの旅で欠かせない「モスト市」観光地だ。こちらの醍醐味はサーフィン浜辺「サーファーズパラダイス」だ。サーフィンは直接するのも面白いが見るのも楽しい。ヘリに乗ってゴールドコースト海岸を空中で鑑賞しながらサーフィンまで目で楽しむことができれば、このうえない。

このようなゴールドコーストが10年前からはテーマパーク観光地としてもっと人気だ。ワーナーブラザース・ムービーワールド、シーワールド、ドリームワールド、ウェトンワイルド・ウォーターワールドなど大規模テーマパークが集まっているからだ。ディズニワールドとユニバーサル・スタジオ、タイフーンラグーン、ブッシュガーデンなど超大型のテーマパークで、一つの都市を形成した米国のオランド(フロリダ州)をそのまま移したようだ。そのためか子どもを伴った家族が多く訪れている。

ムービーワールドへ行けば、ワーナーブラザース製作映画の主人公とキャラクターはもちろん、その映画を素材にしたいろいろなライドと体験館からなる映画をテーマにしたテーマパーク。ユニバーサル・スタジオに似ているコンセプトだ。最も人気のある所は、映画『ポリスアカデミー』の一場面をパロディーした自動車スタントショー。シーワールドも米国サンディエゴのオーストラリア版と呼べるような海洋生物パーク。イルカショーと水上スキーショーがやはり最高の人気だ。ドリームワールドは120mに落下するジャイロドロップと時速85km速度のローラーコースターなどがあるオーストラリア版のディズニーランド遊園地。ウェトンワイルドも米国を代表するウォーターパークで、オーストラリアのもこれと似ている。

●ゴルファー・パラダイス、ゴールドコースト

ゴールドコーストには高品格のゴルフリゾートが多い。代表的なのがハイヤットホテルのあるサンクチュアリーコブとオーストラリア女子マスターズ開催地であるローヤルパインズリゾート。ゴルフコースはもちろんのこと、専用の船場まで取り揃え、ラウンド後には船上パーティーまで楽しむことができる高級リゾートだ。ゴールドコースト周辺のゴルフ場数は約200余り。このうちチャンピオンシップコースだけで40余りがある。



summer@donga.com